報道発表資料　大阪市保健所における不適切な事務処理及び公文書の管理について

　大阪市保健所において、医療機関・歯科技工所・施術所（以下「医療機関等」という。）から届出のあった各種届出書及び申請書（以下「届出書等」という。）（計27件、32名分の個人情報）について、不適切な事務処理及び公文書の管理が判明しました。

　このたびの事案が発生しましたことにつきまして、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし、市民の皆様の信頼を損ねる結果になったことに対しまして、深くお詫び申しあげますとともに、再発防止に努めてまいります。

　令和6年7月31日（水曜日）、ある方から、「特定の医療機関にかかる開設時から現在までの管理者氏名」について情報提供の依頼があり、8月1日（木曜日）に保存文書の確認を行ったところ、対象文書のうち令和3年度に受理しているはずの「診療所管理者変更届出書」1件が見当たりませんでした。

　他の簿冊に誤って編綴している可能性も考慮して書庫等を捜索したところ、当該文書以外にも令和3年度の簿冊の一部に不備があったため、令和3年度の簿冊を全て点検したところ、合計27件（上記1件含む）の事務処理が適切に行われておらず、届出書等の編綴もされていないことが判明しました。

　担当者への聞き取りにより届出書等の外部への持ち出しがないことは確認しています。

　現在、執務室内及び書庫内に保存している簿冊全ての確認を行っているところですが、発見に至っておりません。

• 診療所開設届出書11件
• 診療所管理者変更届出書5件
• 診療所従事医師変更届出書5件
• 診療所開設届出事項中一部変更届出書1件
• 診療所開設許可事項中一部変更許可申請書1件
• 歯科技工所廃止届1件
• 出張施術業務開始届出書2件
• 施術所届出事項変更届出書1件

合計27件

32名分の医療機関等の開設者及び管理者の住所、電話番号及び従事者の履歴書等

　今後、所在不明の届出書等27件の届出人にお詫びのご連絡を行うとともに、今回の事態を受けて、同様の事案がないか確認を行ってまいります。

　届出書等の受付後、受付簿への記載やシステム入力は適正に処理されていたものの、担当者がその後の事務処理を適切に行っていなかったこと、届出書等を本来綴るべき簿冊に編綴しなかったこと、複数人による進捗管理のチェック体制が不十分であったことが原因です。

　保健医療対策課内において、公文書の適切な処理について改めて周知徹底してまいります。

　今後、システムや受付簿等による進捗管理を徹底し、処理遅延等の状況も確認できるよう業務手順の見直しを行います。