報道発表資料 食中毒の発生について(中央区)
2024年12月12日
ページ番号:641776

問合せ先:健康局 健康推進部 生活衛生課(06-6208-9991)

令和6年12月12日 16時発表
令和6年12月9日(月曜日)16時30分頃、大阪市内の医療機関から「下痢等の食中毒様症状を呈した患者を診察した。」との届出が大阪市保健所にありました。
調査したところ、当該患者は12月6日(金曜日)に中央区内の飲食店「九州干物市場 わだち」を会社の同僚ら28名で利用し、コース料理を喫食後、うち16名が12月7日(土曜日)20時頃から12月9日(月曜日)0時頃にかけて、おう吐、下痢、発熱等の食中毒様症状を呈していることを確認しました。
発症者16名の共通食は当該飲食店で提供された食事以外になく、その発症状況が類似していること、発症者及び調理従事者のふん便からノロウイルスが検出されたこと、発症者に共通する感染症を疑う事象が確認されなかったことから、「九州干物市場 わだち」を原因とする食中毒と判断し、営業者に対し、12月12日(木曜日)から12月13日(金曜日)までの2日間、当該飲食店の営業停止を命じました。

調査概要

原因施設
名称:九州干物市場 わだち(きゅうしゅうひものいちば)
所在地:大阪市中央区備後町1丁目6番5号
営業者:株式会社わだち 代表取締役 坂元 淳(さかもと じゅん)
業種:飲食店営業

行政処分
原因施設の営業停止2日間
(令和6年12月12日(木曜日)から令和6年12月13日(金曜日)まで)
<違反条項>
食品衛生法第6条第3号違反(食中毒の発生)

発症者の状況
発症者 16名〔男:14名(23歳から64歳)、女:2名(36歳から40歳)〕
(注) 発症者は全員快方に向かっています。
年 齢 |
20~29歳 |
30~39歳 |
40~49歳 |
50~59歳 |
60~69歳 |
合 計 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
発症者数 |
男 |
3 |
3 |
3 |
4 |
1 |
14 |
女 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
2 |
在住府県 |
大阪府 |
兵庫県 |
合計 |
---|---|---|---|
発症者数 |
13 |
3 |
16 |

主症状
おう吐、下痢、発熱等

病因物質
ノロウイルス

原因食品
令和6年12月6日(金曜日)に当該施設で提供されたコース料理
サラダ、お刺身、鶏のから揚げ、干物焼き、ちらし寿司など
(詳細については現在調査中)
検体名 |
検査結果 (ノロウイルス) |
---|---|
発症者ふん便(11検体) |
3検体から検出 |
調理人ふん便(1検体) |
1検体から検出 |
(注) 本報道資料に関連して、検査の技術的な事柄については、地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所までお問い合わせください。
担当 地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所公衆衛生部健康危機管理課
電話 06-6972-1327

参考
《食中毒発生状況》
- 令和6年1月1日(月曜日)から令和6年12月11日(水曜日)まで
16件197名(本件を含まず)
- 令和5年1月1日(日曜日)から令和5年12月11日(月曜日)まで
12件70名
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