報道発表資料 食中毒の発生について(城東区)
2025年9月16日
ページ番号:661740

問合せ先:健康局 生活衛生部 生活衛生課(06-6208-9991)

令和7年9月16日 16時45分発表
令和7年9月11日(木曜日)13時30分頃、石川県在住者から「9月6日(土曜日)に大阪市内の飲食店を会社の同僚(他府県在住の者を含む)と利用したところ、9月7日(日曜日)から自身を含めた複数名が下痢、腹痛の症状を呈している。」との届出が、石川県健康福祉部を通じて大阪市保健所にありました。
調査したところ、当該グループは19名で、9月6日(土曜日)17時頃から、「炭火焼鳥 かみ家」で鶏造り盛り合わせを含むコース料理等を喫食し、うち10名が9月7日(日曜日)11時頃から9月9日(火曜日)8時頃にかけて、下痢、腹痛、発熱等の食中毒様症状を呈していたことを確認しました。
発症者10名の共通食は、9月6日(土曜日)に当該施設で提供された食事以外になく、発症状況が類似していること、発症者のふん便からカンピロバクターが検出されたことから、「炭火焼鳥 かみ家」を原因施設とする食中毒と判断し、営業者に対し、9月16日(火曜日)から9月17日(水曜日)までの2日間、当該施設の営業停止を命じました。

調査概要

原因施設
名称:炭火焼鳥 かみ家(すみびやきとり かみや)
業種:飲食店営業
所在地:大阪市城東区新喜多1丁目3番2号
営業者:松村 忍(まつむら しのぶ)

行政処分
原因施設の営業停止2日間
(令和7年9月16日(火曜日)から9月17日(水曜日)まで)
<違反条項>
食品衛生法第6条第3号違反(食中毒の発生)

発症者の状況
発症者10名〔男:9名(22歳から52歳)、女:1名(31歳)〕
うち受診者4名(入院なし)
(注) 発症者は全員快方に向かっています。
年齢 |
20~29歳 |
30~39歳 |
40~49歳 |
50~59歳 |
合計 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
発症者数 |
男 |
2 |
1 |
4 |
2 |
9 |
女 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
在住 府県 |
富山県 |
和歌山県 |
石川県 |
合計 |
---|---|---|---|---|
発症 者数 |
5 |
4 |
1 |
10 |

主症状
下痢、腹痛、発熱、倦怠感等

病因物質
カンピロバクター

原因食品
令和7年9月6日(土曜日)に当該施設で提供された料理
<料理の内容>
鶏造り盛り合わせ、炙り鶏肝の造り、鶏もも唐揚げ、焼鳥、サラダ等
検体名 |
検査結果 (カンピロバクター) |
---|---|
発症者ふん便(8検体) |
5検体から検出 1検体は陰性 2検体は検査中 |
(注) 本報道資料に関連して、検査の技術的な事柄については、
地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所までお問い合わせください。
担当 地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所
公衆衛生部健康危機管理課 電話 06-6972-1327

参考

食中毒発生状況
- 令和7年1月1日(水曜日)から9月16日(火曜日)まで
26件268名(本件を含まず) 令和6年1月1日(月曜日)から9月16日(月曜日)まで
13件151名
(食中毒発生状況の年次集計は、毎年1月1日から12月31日までの統計です)

カンピロバクターについて
食中毒を起こす細菌のひとつです。家畜、家きん類の腸管内に生息し、食肉(特に鶏肉)、内臓や飲料水を汚染します。カンピロバクターによる食中毒の主な症状は、下痢、腹痛、発熱等です。また、少量でも発症することがありますが、通常の加熱処理で死滅します。

カンピロバクターの食中毒予防のポイント
- 食肉の生食を控えましょう。
- 調理の際は食品の中心部まで十分に加熱しましょう。
- 食肉を扱った後は手を洗いましょう。
- 調理器具は十分に洗浄消毒しましょう。
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