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報道発表資料 食中毒の発生について(注意喚起)

2026年1月13日

ページ番号:670568

問合せ先:健康局 生活衛生部 生活衛生課(06-6208-9996)

令和8年1月13日 17時10分発表

 令和8年1月3日(土曜日)17時頃、大阪市内の医療機関から魚を食べたことによる食中毒が疑われる患者を診察したとの届出が大阪市保健所にありました。

 保健所が調査したところ、発症者は親族が仕入れた高知県産のヤイトハタを、1月2日(金曜日)の17時頃から、発症者宅において調理し、親族ら7名で鍋料理にして食べたところ、1月3日(土曜日)の0時30分頃より息苦しさを訴え、医療機関に救急搬送され、入院しました。また、一緒に鍋料理を食べた他の6名も四肢の痛み、脱力感及び黒褐色尿等の症状を呈し、同様に医療機関に救急搬送され、入院しました。

 発症者7名は、鍋料理を喫食した後に中毒症状を呈していたこと、症状がパリトキシン様毒による食中毒症状と一致していたこと、地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所による魚種鑑別の結果、喫食物がヤイトハタである可能性が高いと判明し、当該魚並びに発症者の尿及び血清からパリトキシンが検出されなかったこと、当該発症者を診察した医師から当該魚を喫食したことによる食中毒の届出があったことから、1月13日(火曜日)、当該魚を喫食したことを原因とするパリトキシン様毒(推定)による食中毒と断定しました。

調査概要

患者の状況

患者 7名

うち受診者 7名(入院7名)

(注)患者4名は、すでに退院しています。また、入院中の3名についても、回復傾向にあります。

年齢別発症状況

患者

41~50歳

51~60歳

61~70歳

70歳以上

合計

男性

2

 0

1

3

女性

2

 0

2

4

合計

4

 0

 0

3

7

主症状

激しい筋肉痛(横紋筋融解症)、黒褐色の尿(ミオグロビン尿症)、呼吸困難、四肢の脱力感

病因物質

パリトキシン様毒(推定)

原因食品

ヤイトハタ(推定)

検査状況

検体名

検査結果(パリトキシン)

食品残品:筋肉(生の切り身)

陰性

患者血清:6検体

陰性

患者尿:5検体

陰性

問合せ先

 本件に関する検査の技術的な事柄については、地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所までお問い合わせください。

 担当:地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所 公衆衛生部健康危機管理課

 電話:06-6972-1327

参考

大阪市における食中毒発生状況
  • 令和8年1月1日(木曜日)から1月12日(月曜日・祝日)まで 0件(本件を含まず)
  • 令和7年1月1日(水曜日)から1月12日(日曜日)まで 0件
 (食中毒発生状況の年次集計は、毎年1月1日から12月31日までの統計です)

 (注)パリトキシン様毒による食中毒(過去5年間) 0件

パリトキシン様毒による食中毒について
パリトキシン様毒

 パリトキシン様毒は、日本では主にブダイ科アオブダイ属のアオブダイやハコフグ科ハコフグ属のハコフグなど、一部の有毒魚に含まれている毒成分です。ハタ科魚類では、過去に3件の食中毒が報告されています。

 この毒は、水溶性で加熱調理しても毒性は失われず、加熱調理により毒成分は煮汁等に移行するものと考えられています。

 毒の本体は、生化学的性状がパリトキシンによく似た物質(パリトキシン様毒)と考えられていますが、化学構造等の解明には至っていません。

症状

 潜伏時間は概ね12時間から24時間までと考えられており、横紋筋の融解に由来する激しい筋肉痛(横紋筋融解症)、黒褐色の尿(ミオグロビン尿症)、呼吸困難、胸部の圧迫、麻痺、けいれん等の症状を呈します。症状が重篤な場合には、死亡することもあります。

予防法

 有毒魚の喫食を避ける以外に明確な予防法はありません。

発生状況

 昭和28年(1953年)から令和6年(2024年)までにかけて、少なくとも48件の記録があり、患者数は148名で、そのうち8名が死亡しています。

 (注)横紋筋融解症を主症状とするパリトキシン様毒による食中毒は、パリトキシンによる食中毒と症状が類似しています。

参考ホームページ

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