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報道発表資料 結核にかかる集団感染事例について

2026年6月17日

ページ番号:681252

問合せ先:大阪市保健所 感染症対策課(06‐6647‐0950)

令和8年6月17日 14時発表

 大阪市保健所は、令和7年10月に大阪市内の事業所の従業員である40代男性が結核と診断されたため、接触者健診等を実施したところ、令和8年6月16日(火曜日)までに、結核発病者5人と結核感染者9人を確認しました。そのため、「結核集団感染事例」にあたると判断しましたので、お知らせします。 

経過

  • 初発患者(最初に発生届が出された患者)は40代男性で、大阪市内の事業所の従業員です。
  • 初発患者は、令和6年10月に咳とたんが出現しました。その後、令和7年4月に呼吸困難感、胸痛、令和7年10月に咳をしたときの両手のこわばり、下腿のだるさが出現したため、医療機関を受診したところ、令和7年10月7日(火曜日)に結核と診断され、医療機関から発生届が提出されました。
  • 大阪市保健所は、令和7年12月11日(木曜日)から疫学調査を開始し、健康診断の対象や実施時期を検討し、令和8年1月13日(火曜日)から、初発患者の勤務先事業所等の関係者を対象に接触者健診を実施しました。また、接触者健診実施前に発病が確認された1人及び他県保健所で発病が確認された1人を含めて、令和8年6月16日(火曜日)までに結核発病者5人と結核感染者9人を確認しました。
令和8年6月16日時点の発病者・感染者の状況
区分 接触者健診
対象者数
接触者健診
受診者数
受診結果
発病者 感染者 異常なし
事業所等関係者 90(注) 53 3 9 41

(注)未受診者37人について
接触者健診受診前に発病を確認した接触者:1人
今後健診実施予定:36人

  • 他県保健所で発病を確認(接触者健診対象外):1人

年代別人数
  • 発病者 40代2人、50代1人、60代1人、70代1人

  • 感染者 30代1人、40代1人、50代2人、60代4人、70代1人

治療状況等

  • 初発患者は、結核により死亡されています。
  • 発病者5人は、結核治療中です。
  • 感染者9人は、予防的に内服治療を開始しています。(うち1人は開始予定)
  • 今回の接触者健診で異常がなかった方については、年1回の定期健診と有症状時の受診を勧奨しています。

市民の皆様へ

  • 結核は全国的に減少傾向にあり、大阪市内においても減少していますが、依然として489人(注)の方が新たに結核を発病しています。
    (注)令和7年 大阪市内の結核発病者数(暫定値)

  • 年に1回は結核健診(胸部エックス線検査)を受け、「咳・たんが2週間以上続く」、「微熱」及び「倦怠感」など気になる症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
  • 結核健診の詳細については、大阪市ホームページ「結核健診(結核定期健康診断)について」をご確認ください。

参考

結核集団感染の定義

厚生労働省健康局結核感染症課長通知平成19年3月29日付健感発第 0329002号「結核に係る感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第17条に規定する健康診断の取扱いについて」より

  • 同一の感染源が、2家族以上にまたがり、20人以上に結核を感染させた場合をいいます。
  • ただし、発病者1人は6人が感染したものとして感染者数を計算します。
 なお、定義に該当した場合は、厚生労働省に報告することになります。
結核の感染と発病
感染

 結核菌を吸い込んでも、身体の免疫により体内に結核菌が閉じ込められた状態をいいます。

発病
  • 感染後、身体が弱った時などの身体の免疫力の低下、抵抗力の低下により、結核菌が活動を始めることをいいます。
  • 感染しても全員が発病するわけではなく、発病するのは10人に1~2人程度と言われています。
  • 発病する人のうちの60~80パーセントは感染後5・6か月~2年程度の期間に発病すると言われています。
  • 不規則な生活や糖尿病、過労やストレス、また不十分な食事等で栄養が不足すると発病しやすくなります。
  • 結核の症状は、咳、たん、微熱、時には食欲低下や体重減少などがあります。

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