報道発表資料　大阪市立中学校におけるテストの問題用紙の一部配付漏れについて

　大阪市立中学校の教員が、令和5年5月29日（月曜日）、1年生中間テスト（英語科）を実施する際に、問題用紙（生徒36名分）を一部配付していなかったことが明らかになりました。

　このたびの事案が発生したことにつきまして、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし、市民の皆様の信頼を損ねることになったことに対しまして、深くお詫び申しあげますとともに、再発防止に努めてまいります。

　令和5年5月29日（月曜日）2時間目に実施したある大阪市立中学校の1年生中間テスト（英語科）において、ある学級の生徒36名の試験監督を担当した教員Aが、問題用紙2枚のうち1枚を配付し忘れました。　

　生徒36名は、問題用紙の配付漏れがあることに気付かず、テストを受験しました。教員Aはテスト終了後、余った問題用紙及び回収した解答用紙を封筒に入れ、職員室に持ち帰り、教科担当の教員Bの机上に置きました。同日12時過ぎに、教員Bが解答用紙を確認するために封筒の中を確認したところ、配付するべきであった問題用紙が一部残っていることに気づき、すぐに管理職へ報告し、管理職から教育委員会事務局へ報告を行いました。

　令和5年5月30日（火曜日）、全学年の生徒604名の保護者に文書でお知らせをし、5月31日（水曜日）に保護者向け説明会を実施する予定です。なお、6月1日（木曜日）に当該生徒36名を含むすべての1年生212名に対して、同じ内容で再テストを実施する予定です。再テストの成績については当該校において当該校生徒に不利益にならないよう取り扱います。

　問題用紙の配付については、配付前に枚数を確認するとともに、配付後に残数を確認すべきところ、確認が徹底されていなかったことが原因です。

　当該校に対しましては、テスト実施における問題用紙配付の注意事項を改めて全教職員に周知し、担当教員が事前に配付枚数を確認するよう、管理の徹底、及び配付を確実に行うよう指示してまいります。

　また、各学校に対しても、テストの問題用紙や解答用紙の取扱いについては改めて注意喚起を図り、さらなる意識の向上について指導し、再発防止に努めてまいります。