報道発表資料　大阪市立小学校における個人情報を含む文書の紛失について

　大阪市立小学校において、令和5年5月24日（水曜日）に「新体力テスト」にかかる当該校独自で作成している記録用紙（32名分）を紛失していたことが明らかになりました。

　このたびの事案が発生しましたことにつきまして、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし、市民の皆様の信頼を損ねることになったことに対しまして、深くお詫び申しあげますとともに、再発防止に努めてまいります。

　令和5年5月24日（水曜日）、ある大阪市立小学校の5年生を担任している教職員Aが、令和4年度に4年生を担任していた教職員Bに、経年で使用している記録用紙（5年生32名分）の所在を尋ねました。教職員Bが令和5年4月以降に一時的に保管していた4年生教員用控室内の棚を確認したところ、当該記録用紙がないことに気付きました。

　5月25日（木曜日）、教職員Bが4年生教員用控室及び校内を探しましたが、当該記録用紙が見当たらなかったため、5月26日（金曜日）に管理職に報告しました。

　校長の指示により、その後、教職員Bを含めた全教職員で校内を捜索しましたが当該記録用紙が見当たらなかったため、6月12日（月曜日）に校長が当該記録用紙を紛失したと判断し、教育委員会事務局指導部に報告しました。

　6月12日（月曜日）以降、1週間以内をめどに当該児童の家庭に教職員Bおよび教頭が訪問し、経過の説明と謝罪及び今後も探し続ける旨を伝える予定です。なお、「新体力テスト」結果は別途保管していたため、今後の教育活動には影響はありません。

当該児童32名分の名前、新体力テスト種目全部の記録（1年生～4年生の記録）、総合評価

　教職員Bが本来の保管場所に保管していなかったこと、また、保管していた棚を施錠せず、当該記録用紙を保管していたことが原因です。

　教育委員会といたしましては、これまでも各校に対して個人情報の管理の徹底を指導していたにもかかわらず、このような事案を起こしたことについては深く受け止めております。

　当該校に対しましては、個人情報管理に関する校内規定を改めて全教職員に周知し、教職員が記録用紙等個人情報を含む文書を保管する際には今後は管理職も確認できる棚で施錠して保管するよう、管理を徹底してまいります。

　また、各学校に対しても、個人情報を含む文書の取扱いについて注意喚起を図り、個人情報の管理の徹底と、さらなる意識の向上について指導し、再発防止に努めてまいります。