報道発表資料　大阪市立小学校における個人情報を含む文書の誤配付について

　大阪市立小学校の学級担任の教員が、令和5年8月29日（火曜日）、「令和5年度小学生すくすくウォッチ個人票」（以下、「個人票」という。）35名分を誤配付していたことが明らかになりました。

　令和5年8月30日（水曜日）、ある大阪市立小学校の学級担任の教員に、「個人票」を受け取った保護者から別の児童の個人情報が記載されていると連絡があり、調査した結果、令和5年4月20日（木曜日）「令和5年度小学生すくすくウォッチ」実施時に、各児童に付番された個人番号が記載された解答用紙を児童それぞれに配付すべきところを、個人番号を確認せず、解答用紙を児童に配付していたこと、令和5年8月29日（火曜日）、当該教員が「個人票」を児童36名へ配付する際、児童本人の個人情報が記載されていることを確認せず配付したため、35名分の誤配付があったことが判明しました。

学年、組、出席番号、アンケートやテストの結果から判明した個人の強み、わくわく問題、国語、算数、理科のテスト結果

　令和5年8月30日（水曜日）、教頭及び学級担任の教員が全ての保護者に家庭訪問し、経過説明と謝罪をし、了承を得るとともに、誤配付した「個人票」をすべて回収いたしました。今後、正しい情報が印刷された「個人票」を、全ての対象となる児童に配付する予定です。

　当該校の教員における、「令和5年度小学生すくすくウォッチ」の実施にかかる認識が不十分であったため、解答用紙の配付時に個人番号を確認しなかったことや「個人票」の配付時に記載事項を確認しなかったこと、また、管理職による指導が不十分であったことが原因です。

　教育委員会といたしましては、これまでも各校に対して個人情報の管理の徹底を指導していたにもかかわらず、このような事案を起こしたことについて深く受け止めております。

　当該校に対しましては、再発防止策として、各種調査等を実施する際には実施方法等の確認を徹底すること、及び個人情報管理に関する校内規定を点検し、個人情報を含む調査結果等を配付する際は、複数人で事前に内容を確認するよう管理の徹底を指導してまいります。