報道発表資料　大阪市立中学校での加熱不十分な給食の提供について

　令和5年12月19日（火曜日）13時10分頃、大阪市立中学校において提供された給食の「鶏肉と野菜の煮もの」に、加熱が不十分な部分があることが判明しました。

　この度の事案が発生したことにつきまして、生徒ならびに保護者の皆様には、大変なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申しあげますとともに、再発防止に努めてまいります。

令和5年12月19日（火曜日）13時10分頃

大阪市立中学校内（中学校1校）

　令和5年12月19日（火曜日）13時10分頃、ある大阪市立中学校3年生の生徒が給食を喫食していたところ、「鶏肉と野菜の煮もの」の鶏肉の一部が生煮えであることを発見しました。他にも加熱が不十分な鶏肉が提供されている可能性が考えられましたが、当該生徒は喫食していないものの、1年生から3年生までの計291名のうち、既に多くの生徒が喫食しており、学校全体として喫食の中止の呼びかけができませんでした。

　当日中に異常を訴える生徒はおらず、同日に、家庭において生徒の健康観察を行っていただけるよう保護者宛てメールを送付しました。

　12月20日（水曜日）11時現在、生徒ならびに保護者からの健康被害の報告はございません。

　なお、当該校では、親子給食方式により近隣の小学校から給食を配送していましたが、小学校においては同様の事案が発生していないことを確認しました。

　給食の配送元の小学校に設置された給食調理室にて調理された「鶏肉と野菜の煮もの」の調理過程において、鶏肉（冷凍）の解凍が不十分なまま調理を開始し、加熱後の鶏肉の温度測定を怠ったことが原因です。

　当該中学校にて提供される給食の調理については給食調理業務委託業者が行っており、今後事実関係の詳細を確認し、教育委員会事務局から当該業者への必要な指導を徹底します。