報道発表資料　大阪市総合教育センターの開設及びオープニングセレモニー等の実施について

　令和6年4月、大阪市はこれまでの教育センターの機能を拡充・向上させた大阪市総合教育センター（以下「総合教育センター」という。）を大阪教育大学の天王寺キャンパス内に開設します。

大阪教育大学天王寺キャンパスみらい教育共創館内（大阪市天王寺区南河堀町4-88）

地上10階建の6階から10階　総合教育センター　（延床面積　約3,070平方メートル）

1階から5階は大阪教育大学エリア（延床面積　約2,997平方メートル）

• 6階：「シナジースクエア」を創設し、教員が学び続けることができるよう支援する場や外部・内部の多様な人材等と交流できる場、本市の取組を積極的に発信する場として活用
• 7階、8階（事務フロア）：7階にシンクタンク統括室を設置し、大阪市教育振興基本計画に掲げる最重要目標達成に資する調査分析を実施
• 9階、10階（研修フロア）：各階6部屋、計12部屋、収容可能人数　計483名

　総合教育センターを活用した教員の資質・教職の魅力向上事業として、新たに次の事業に取り組むことでみんなが、学びに、出会いに、情報収集に「行きたくなる」総合教育センターをめざします。

• 多様な大学・大学院、企業、研究者等と連携するネットワーク「OEN」を設置し、学校園が、校園内の研修・研究、幼児・児童・生徒にむけた出前授業や施設見学等に活用できるよう環境を整備
• 学校園のニーズと大学・企業等のリソースをつなぐOENコーディネーターを配置し、各校園をサポートできる産官学連携のしくみを構築

• 多様な人材が交流することで相乗効果を生み出すフロア「シナジースクエア」を総合教育センター内に創設
• フロア内に設置されるプレゼンテーションエリア、ギャラリーエリアやスタジオなどでは、本市の教員の研鑽（さん）や、教員同士の交流、また各大学や企業関係者、NPO等外部の多様な人材との交流を促し、様々な課題の解決に向けた新たな取組を創出する場として活用
• 新任教員をはじめとする若手教員への支援、これから大阪市の教員をめざす学生への支援等、様々なイベントを企画・実施するとともに、本市施策や各校園の有益な取組を積極的に発信する拠点として活用

• 本市が抱える多様な教育課題への対応に必要となる教員の資質・指導力の向上を図るため、大学と協働し、早期からの人材育成・確保に取り組むとともに、多様な大学院等での学びの機会を確保し、学び続ける教員を支援
• 大学院等への派遣支援　年間6名（令和6年度募集・令和7年度派遣）
• 科目等履修生の派遣支援　年間15名（令和6年度募集・令和7年度派遣）

• 総合教育センター内に「シンクタンク統括室」を設置し、大阪市教育振興基本計画に掲げる最重要目標達成に資する調査分析を実施
• 本市の最重要目標である「学力向上」や「安全・安心な教育環境の実現」等に資する調査分析を行うため、大学や研究機関等で統計的手法を用いた研究実績がある外部専門人材（データアナリスト）を2名配置するなど高度な分析環境を整備
• 教育施策や教員研修・実践と緊密につなげるハブ機能を果たすとともに、教育データ等の根拠に基づく教育施策を企画立案し、分析成果を発信
• 学力の伸び悩む児童への支援等の研究のため、学力向上に資する具体的な調査分析内容を踏まえ、各教育ブロックに小学校1校を拠点校として指定し、学びサポーターを各校に4人（週15時間）、小学校2・3年生の国語・算数の授業中に配置し、学力の伸び悩む児童への支援等の研究を実施

• 本市全体の課題として研究すべきテーマを設定し、最先端のエビデンスを踏まえ、学校現場の実践と理論を往還させながら大学等と調査・実践研究を行うことで、新しい教育課程や指導方法等を開発し、その研究成果を教育施策等に還元するため、大学等の専門家と協働して、課題解決に向けた実証研究を行う研究校を設置し、研究校で明らかになった知見を、実践を通して広める実践校を設置
• 研究校の設置（令和6年度から）：研究テーマ（「総合的読解力育成の充実」、「個々の可能性を引き出す学び」、「理科教育の推進」、「不登校の未然防止・解決に向けた研究」）ごとに1校計4校指定、指定期間は3年、「研究推進教員」を加配
• 実践校の設置（令和7年度から）：希望する学校を募り、各教育ブロック会議で研究テーマごとに1校計4校、4つの教育ブロックで計16校を選定、実践期間は2年

• 本市教員志願者数を増やすため、民間企業のノウハウを活かした魅力向上イベントや相談会を実施し、教職の魅力・やりがいや本市の取組等の積極的な情報を発信
• 教職に対して憧れや不安を抱いている高校生や、社会人を対象にした教職の魅力アップセミナー
• 教職に対する悩みや思いを抱く方を対象とした個別相談会
• 本市教員採用選考テストの受験を検討している方を対象にした本市採用選考テスト説明会

• 本市で初めて教壇に立つ新規採用の教員が、年度当初から安心して円滑な教育活動を行うことができるよう、採用前研修の実施
• ICT機器の操作や子どもとの関係づくりについてなど、様々な研修を採用前に実施することで、年度当初から安心して学校園で教育活動を行うことができる環境を整えるとともに、教員の業務に対する不安感・心理的ハードルを軽減することを目的とする。
• 研修受講期間中（令和7年2月から3月、全10コマ、20時間程度を予定）は、受講者を会計年度任用職員として雇用

総合教育センターの開設に伴い、産官学が連携したOENの情報、シナジースクエアでのイベントや研修などの開催にかかる情報、教員の養成、採用、研修にかかる情報を一元化し、新たなホームページにおいて、積極的に発信

令和6年4月13日（土曜日）9時50分から12時まで

大阪教育大学天王寺キャンパス内　みらい教育共創館　3階　302未来型教室（大阪市天王寺区南河堀町4-88）

　国立大学法人大阪教育大学ホームページをご覧ください。

　なお、令和6年4月12日（金曜日）13時から14時までに、合築施設「みらい教育共創館」の各居室の報道機関向けの撮影機会を行います。詳しくは、国立大学法人大阪教育大学総務部総務課広報室（072-978-3211）までお問い合わせください。

令和6年4月13日（土曜日）14時40分から16時40分まで

大阪教育大学天王寺キャンパス内　みらい教育共創館　6階　大阪市総合教育センターシナジースクエア（大阪市天王寺区南河堀町4-88）

大阪市立学校園の管理職及び教職員、他自治体の指導主事等

• 大阪市立依羅小学校、難波中学校、北鶴橋小学校、鶴橋小学校、昭和中学校からの産官学連携による探求学習に関する先進事例の報告や、連携企業のご担当の方、大阪商工会議所の方からもお話をいただきます。
• セミナー終了後、受講者向けに総合教育センター施設見学会を予定しています。
• 詳細については、大阪市教育センター教育振興担当専門研修企画グループ（06-6572-0603）までお問い合わせください。

• 取材を希望される場合は、令和6年3月29日（金曜日）17時までに大阪市教育委員会事務局総務部教育政策課（06-6208-9027）へ連絡（土曜日・日曜日・祝日を除く9時から17時まで）してください。

• 当日14時25分から14時35分頃まで、大阪市総合教育センター6階において受付を行ってください。
• 取材に際しては、総合教育センターの指定する場所のみでの撮影をお願いします。
• セミナー終了後の総合教育センター施設見学会については撮影できません。
• 取材中は必ず自社腕章、社員証（記者証）、又は「市政記者カード」のいずれかを見えやすいところに着用してください。腕章等を着用しない方の入室はお断りすることがありますのでご注意ください。
• カメラ取材については、1社1カメラでお願いします。
• 駐車スペースはありません。周辺の駐車場をご利用ください。

　一般の方の傍聴はできません。

令和6年4月13日（土曜日）13時から16時15分まで

大阪教育大学天王寺キャンパス内　みらい教育共創館内（大阪市天王寺区南河堀町4-88）

　詳しくは国立大学法人大阪教育大学ホームページをご覧いただき、国立大学法人大阪教育大学総務部総務課広報室（072-978-3211）までお問い合わせください。