報道発表資料　大阪市立小学校における個人情報を含む文書の誤配付について

　大阪市立小学校で、令和7年7月7日（月曜日）、児童名、生年月日及び各児童の身長・体重をグラフで記した「身長体重成長曲線・肥満度曲線」（以下「成長曲線」という。）35名分を誤配付していたことが判明しました。

　令和7年7月8日（火曜日）の正午ごろ、ある大阪市立小学校の学級担任が、同日午後に行う期末個人懇談の準備を行っている際、当該懇談で配付する封筒に別の児童の「成長曲線」が入っていたため、前日に行った期末個人懇談において「成長曲線」を誤配付した可能性があることに気づきました。

　確認したところ、7月7日（月曜日）に学級担任は期末個人懇談で保護者へ配付する封筒に、児童名を確認せず「成長曲線」を封入しており、7名の保護者へそれぞれ誤配付していたことが判明しました。

　また、学級担任から報告を受けた校長が直ちに全ての学級担任に「成長曲線」の配付について確認したところ、別の学級においても、同様に期末個人懇談で保護者へ5名分の誤配付を行っており、また別の学級では直接児童に配付した際に23名分の誤配付があったことが判明しました。

児童の名前、生年月日、身長及び体重（35名分）

　令和7年7月8日（火曜日）、誤配付があった学級の学級担任が対象児童の保護者に順次連絡し、経緯の説明と謝罪を行いました。現在、順次回収しており、今後、対象児童に正しい「成長曲線」を配付する予定です。

　学級担任が、「成長曲線」に個人情報が記載されていることを認識していなかったこと、また、「成長曲線」の配付準備をする際、複数名による確認をしなかったことが原因です。

　教育委員会としては、これまでも各校に対して個人情報の管理の徹底を指導していたにもかかわらず、このような事案を起こしたことについて深く受け止めております。

　当該校に対しては、個人情報管理に関する校内規定を点検し、再発防止策として、配付物について事前に内容を十分に確認するとともに、複数人でも確認するよう管理の徹底を指導してまいります。

　また、各校に対しても、今回の事案を共有するとともに注意喚起を図り、個人情報の管理の徹底と、さらなる意識の向上について指導し、再発防止に努めてまいります。