報道発表資料 大阪港がESIプログラムへ参加及びグリーンアウォード財団認証船舶、LNG燃料船に対する入港料の減免率を拡充します
2023年12月22日
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問合せ先:大阪港湾局計画整備部事業戦略課(06-6615-7741)
令和5年12月22日 14時発表
大阪市では、港湾計画において良好な港湾環境の保全、創出を努めることとしており、カーボンニュートラルポート(CNP)の実現に向けた取組を進めています。
この度、大阪港は、世界の港湾の発展と港湾関係者の交流をめざして設立された非政府組織IAPH(国際港湾協会)が世界規模で取り組んでいる「ESIプログラム」に参加し、令和6年1月1日(月曜日・祝日)より、ESIスコアが一定以上の船舶に対し大阪港への入港料を15パーセント減免するインセンティブ制度を開始します。日本の港湾としての参加は、東京港、横浜港、苫小牧港、名古屋港に次いで5番目となります。
また、令和2年6月より開始している「グリーンアウォード財団認証船舶」(注1)及び「LNG燃料船」(注2)に対する大阪港への入港料の減免率を10パーセントから15パーセントに拡充します。
インセンティブの付与により、荷主・船会社の早期利用定着を促進することで、カーボンニュートラルポートの形成に積極的に取り組む港であることを世界に向けて発信し、大阪港の国際競争力強化を図っていきます。
(注1)グリーンアウォード財団認証船舶とは、環境負荷低減や安全運航に寄与する優良船舶をグリーンアウォード財団が認証した船舶
(注2)LNG燃料船とは、LNG(液化天然ガス)を燃料とする船舶
ESIプログラムの概要
ESIプログラムとは
ESIプログラムは、IAPH(国際港湾協会)の主導によって提唱されたプログラムであり、IMO(国際海事機関)が定める船舶からの排気ガスに関する規制基準よりも環境性能に優れた船舶に対して入港料減免等のインセンティブを与える環境対策促進プログラムです。
本プログラムに登録した船舶は、エンジン性能等から換算式による算出にて、ESIスコアが付与されます。
大阪市では、ESIスコア30以上の船舶を対象に入港料を15パーセント減免します。
IAPH(国際港湾協会)とは
国際港湾協会(The International Association of Ports and Harbors)は、IAPHと略称されますが、国連機関であるILO, IMO, UNCTAD等から非政府諮問機関(Special Consultative Status)として公式に認められ、世界の港湾の発展と港湾関係者の交流をめざして、1955年に設立された世界の港湾管理者と港湾関係者が集まる唯一の国際NGOです。
プログラムへの参加状況について(令和5年12月22日(金曜日)時点)
- 登録船舶:6,619隻
- 参加港湾:21か国61港
- 参加国:アメリカ合衆国、イタリア共和国、英国、エストニア共和国、オーストラリア連邦、オマーン国、オランダ王国、カナダ、スウェーデン王国、スペイン王国、スロベニア共和国、デンマーク王国、ドイツ連邦共和国、日本国、ニュージーランド、ノルウェー王国、パナマ共和国、フィンランド共和国、ブラジル連邦共和国、フランス共和国、ベルギー王国
- 国内では4港(東京港、苫小牧港、名古屋港、横浜港)