報道発表資料 大阪港湾局の公用車に搭載しているドライブレコーダー 記録媒体調査にかかる確認誤り等について
2024年10月11日
ページ番号:636997

問合せ先:大阪港湾局 計画整備部 施設管理課(06-6572-2674)、総務部 総務課(06-6615-7702)

令和6年10月11日 14時発表
大阪港湾局において、当局職員による差別発言事象を受けて5月に実施した、局公用車に搭載されているドライブレコーダーにかかる調査において確認誤りがあったこと、また、新たに確認した記録媒体(マイクロSDカード。以下「カード」という。)のデータを職員が一部消去したことが判明しました。
このような事態が発生し、市民の皆様の信頼を損なうこととなり、改めてお詫び申しあげますとともに、再発防止に取り組んでまいります。

1 事案及び経過
令和6年5月30日(木曜日)、当局職員による出張中の公用車内における差別発言事象を受けて、当局が管理するすべての公用車123台について、同様の事象がないかを調査するよう総務課から指示しました。
5月31日(金曜日)、施設管理課からは、同課が使用する車両33台のうち5台にドライブレコーダーを搭載しており、そのうち1台にはカードが挿入されていたが同様の事象は記録されていなかった、また、残りの4台はカード挿入なし、との報告がありました。
その後、9月11日(水曜日)に、カード挿入なしと報告していた車両のうち1台を運転しようとした施設管理課職員が、ドライブレコーダーのカード挿入口のカバーが開いており、カードが挿入されていることに気付きました。報告を受けた上司が、改めてドライブレコーダーを搭載している5台すべてを確認したところ、カード挿入を把握していた1台のほか新たに3台の車両にカードが挿入されていることが判明しました。
新たにカードが挿入されていることが判明した3台は、ドライブレコーダーの仕様上、カード未挿入の場合警告音が鳴ることから、5月の調査時においてもカードが挿入されていたと判断しておりますが、5月の調査時は、カード挿入が確認された1台を除く4台のうち、1台はカードが挿入されていなくても警告音が鳴っていなかったため、その他3台も同様の仕様であり、カードは挿入されていないとの先入観のもと、カード挿入なしと報告していました。
新たにカードの挿入を確認した3台のうち1台は音声データがありませんでした。残りの2台は音声データが残っていましたが、ドライブレコーダーのデータは日々上書きされていくため、5月の調査時のデータは残っておらず、1台は9月11日確認時のデータに不適切な発言はありませんでした。
また、残りの1台はカードの挿入に気付いた職員が誤ってデータを消去してしまったため、内容を確認できませんでした。
これらの事案について、9月24日(火曜日)に総務課に報告があり、改めて当局が管理するドライブレコーダーが搭載された公用車について、カード挿入車両の報告漏れがないか確認しましたが、そのような車両はありませんでした。

2 原因
令和6年5月の調査時に、ドライブレコーダーに挿入されたカードを確認できていなかったことについては、先入観等を排して調査すべきところ、実施にあたって徹底できていなかったことが原因です。
また、令和6年9月に、ドライブレコーダー搭載車両のデータを消去したことについては、データの取扱い等に対する認識が不十分であり、適正な対応について徹底できていなかったことが原因です。

3 再発防止策
今回の事態を厳粛に受け止め、各種調査時には複数人によるチェックを周知徹底するとともに、ドライブレコーダーのデータ等の取扱いについて、管理に関する規定を定め、厳重に運用することで再発防止に努めてまいります。
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