報道発表資料　2025年日本国際博覧会の推進（万博開催に向けた環境整備）～ 万博の円滑な開催に向けた市内各エリアの環境整備など ～

　大阪市では、2025年日本国際博覧会（以下「大阪・関西万博」という。）の開催期間中における来場者の安全かつ円滑な開催に向け、大阪・関西万博開催までに、多数の来阪者が訪れる主要集客エリアにおいて、歩行者の安全安心な通行を確保する環境整備や、大規模な都市公園（以下「大公園」という。）の魅力向上やまちの景観向上につながる取組を実施するとともに車両アクセスルートの環境整備を行います。

　また、大阪・関西万博のコンセプト「未来社会の実験場」を体現する代表的なプロジェクトの一つである「空飛ぶクルマ」の会場外ポート予定地周辺の環境整備や、新たな移動手段となるライドシェアを導入します。

　万博来場者の安全かつ円滑な移動を実現するため、シャトルバス等が走行する万博会場へのアクセスルートや、一般車両が走行する舞洲の万博P＆R駐車場へのアクセスルートについて、車両走行環境の整備を実施します。

• 万博会場等への案内誘導にかかる標識や路面標示の設置
• 区画線の修繕や道路改良、防護柵の補修
• 街路樹のせん定、補植
• 新大阪駅周辺の高架橋塗装の塗り替え

建設局【令和6年度予算額　16億6,800万円】拡充
大阪港湾局【令和6年度予算額　13億3,000万円】拡充

　淀川左岸線（2期）の建設中区間を万博会場へのアクセスルートとしてシャトルバス等が安全に通行できるように舗装や設備等の暫定整備を実施します。

建設局【令和6年度予算額　19億7,300万円】拡充

　多くの万博来場者をお出迎えする新大阪駅や大阪駅等の主要ターミナルや宿泊エリア、観光スポットなど市内の主要集客エリア（10か所）において歩行者の安全安心な通行の確保や良好な街路景観の形成のため、歩道の修繕や街路樹のせん定、補植などを実施します。

　また、鶴見緑地をはじめとする市内の大公園（5か所）において庭園の魅力向上やトイレのリニューアル等を行うほか、中之島周辺のライトアップの修繕や、公共空間の花飾り、まちの清掃・美化など、ホストシティとしての大阪の魅力向上やまちの景観向上につながる取組を行います。

【令和6年度予算額　38億500万円】拡充

　万博期間中には、大阪港地区（中央突堤）の会場外ポート予定地と夢洲の会場内ポートとの二地点間運航や機体展示等が予定されており、会場外ポート予定地に隣接する緑地には国内外から多くの観覧客等の来場が想定されます。

　「空飛ぶクルマ」離着陸時の安全性確保のため、隣接する緑地との境界に設置している老朽化した立入防止柵の取替や、観覧客等の安全な通行のため、緑地内の舗装ブロックの改修を行うなど、周辺環境整備を実施します。

令和6年度：周辺環境整備

令和7年度：隣接する緑地の除草等

【令和6年度予算額　1億100万円】新規

　万博期間中における観光客やビジネス客及び府民・市民の日常生活の移動手段確保に向け、万博開催半年前から万博終了までの1年間、ライドシェアを導入するため、タクシー需要や乗降禁止場所等の調査、ライドシェアに関する情報発信、参入希望事業者の事業計画に対する事前審査体制の整備を実施します。

• タクシー需要調査
• 乗降禁止場所等調査分析
• 制度周知等
• 事前審査体制の整備

【令和6年度予算額　1,700万円】新規

• 万博来場者の安全・円滑な移動にかかるアクセスルートの整備に関すること
  建設局企画部企画課（06‐6615‐6534）、大阪港湾局計画整備部施設管理課（06‐6572‐2674）
• 主要集客エリアにおける環境整備・景観向上に関すること
  建設局企画部企画課（06‐6615‐6534）
• 「空飛ぶクルマ」の会場外ポート（中央突堤）周辺環境整備に関すること
  大阪港湾局営業推進室開発調整課（06‐6615‐7791）
• 自家用自動車を活用した新たな移動手段（ライドシェア）の導入に関すること
  副首都推進局事業再編担当（06‐6208‐8858）