報道発表資料　Re-Designおおさか ～大阪市DX戦略～ の推進

　大阪市では、「Re-Designおおさか ～大阪市DX戦略～」にもとづき、データやデジタル技術の活用を前提に、サービスの利用者の目線で、大阪市のまちや地域のあり方、サービスや行政のあり方を再デザインし、社会環境の変化にも的確に対応していくことにより、本市で生活、経済活動を行う多様な人々がそれぞれの幸せ（Well-being）を実感できる都市への成長・発展に向け、大阪市のあらゆる行政分野・施策でDXを推進していきます。「サービスDX」、「都市・まちDX」、「行政DX」の3方向から取組を進め、市民QoL（生活の質）の向上と都市力の向上をめざします。

　市民の書類記入の負担軽減に向け、マイナンバーカードの券面に記載されている4情報（氏名・住所・生年月日・性別）を読み取り、申請書に自動で印字する機器を導入します。

• 住民票等発行手数料の支払において、市民の利便性の向上をめざし、様々な支払い手段を選択できる環境を整えるため、キャッシュレス決済を導入します。
• 証明書等の取得にかかる利便性等を市民の方に感じていただくことで、コンビニでのキオスク端末を利用した証明書等の取得を促進し、来庁者の減少・待ち時間の短縮により待合の過密状態を解消するため、全区役所に行政キオスク端末を設置します。

　市税事務所における税証明等発行手数料の支払において、市民の利便性向上を図り、様々な支払い手段を選択できる環境を整えるため、キャッシュレス決済を導入します。

　町会活動の負担軽減や担い手確保に向け、町会に電子回覧板や災害時の情報共有などの機能を有するアプリを試行導入します。

　地域活動協議会補助金申請に関する地域の事務負担の軽減に向け、レシートから決算書への転記や金額の自動集計ができるシステムを導入します。

【令和6年度予算額　5億6,200万円】新規

　学校給食での児童生徒の食物アレルギー対応について、より安心安全な学校給食を実現すると同時に、保護者と学校の負担軽減に向け、保護者と学校との間で行っている紙資料のやり取りに代わるシステムを導入します。

【令和6年度予算額　6,200万円】新規

　道路・埋設管等の3次元データ化やAIを活用した舗装損傷の自動検知など、夢洲インフラ施設の維持管理の高度化につながる手法を検討します。この検討を踏まえ、維持管理の高度化の実現に向け令和7年度以降、具体的な取組を進めていきます。

　令和5年度より本格的に工事を実施している夢洲･舞洲の高架橋について、先行的にBIM／CIM（Building/ Construction Information Modeling：建設・土木事業の品質向上や生産性向上を目的として、BIM/CIMモデルを構築・管理・利活用する取組全体のこと）を活用して3次元モデルを構築することで建設生産･管理システムの効率化に向けた検証を行い、今後の事業に対する活用手法についても検討します。

【令和6年度予算額　7,800万円】拡充

　デジタル技術を活用し、業務ビルのZEB（Net Zero Energy Building：快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることをめざした建物のこと）化や、空調機の更新、その他様々な省エネ技術の導入等によるCO2削減効果を可視化・発信することで、業務ビル所有者などの様々な関係者の行動変容につなげ、令和12年（2030年）度目標である「平成25年（2013年）度比50パーセント削減」の達成をめざします。

【令和6年度予算額　5,000万円】新規

　ドライブレコーダーの映像を、道路・街路樹の管理や火災発生状況の確認及び調査等、市民の暮らしの安全や安心を守る日常的な取組に活用します。

　ドライブレコーダーの映像データ等を活用したAI解析による区画線の劣化度判定等の手法を検証し、道路の維持管理業務の高度化・効率化を推進します。

　「ごみ収集車両運行管理システム」の機能の拡充を図り、生活道路の隅々まで走行しているごみ収集車両のドライブレコーダー映像をリアルタイムに取得・確認できる機能の導入やGPS位置情報の精度を向上します。

【令和6年度予算額　4,800万円】拡充

　バックオフィス（内部管理業務）の本市全体最適化を行い、令和5年度に策定するグランドデザインに基づき、関係システムの課題解決・実現方法の検討、統合プラットフォーム開発に向けた準備及び調達を実施します。

　各部署間で紙やメール等のやり取りによりアナログな運用となっている予算編成事務について、作業を省力化・迅速化し、全庁的な効率化を図るためシステム構築を実施します。

　総務事務関連業務の全体最適化、更なる業務効率化に向け、新たなデジタル技術の取り込み等に関する準備・検討を実施します。

　現行保有している入札等管理機能を拡充するとともに、新たに電子契約機能を追加したシステム構築を実施します。

　財務会計システムの再構築に向けた関連業務最適化の検討及び要件整理を実施します。

　文書管理システム再構築に向けた要件の整理、公文書管理にかかる事務効率化に向けた汎用オンラインストレージの試行検証を実施します。

　職員・組織のエンゲージメント向上に寄与するサービスの導入効果検証及び総務事務システムから機能切り出しが可能となるサービスの検証を実施します。

【令和6年度予算額　8億8,700万円】拡充

　業務の効率化、作業の負荷軽減及び業務品質の向上をめざし、職員が日常的に行う文書の作成・要約・添削等の業務に活用するため、生成AIの利用環境を構築します。

【令和6年度予算額　1億6,300万円】新規

• DX戦略に関すること　デジタル統括室戦略担当（06-6208-7507）
• マイナンバーカードを活用した書かない窓口の実現事業に関すること　デジタル統括室DX推進担当（デジタルサービスグループ）（06-6208-7665）
• 住民票等発行手数料のキャッシュレス化・住民情報待合への行政キオスク端末導入による利便性向上事業に関すること　市民局総務部住民情報担当（06-4305-7696）
• 税証明等発行手数料におけるキャッシュレス決済の導入による利便性向上事業に関すること　財政局税務部管理課（06-6208-7706）
• 情報共有ツールを活用した地域コミュニティ活性化実証事業に関すること　市民局区政支援室地域力担当（地域力創出グループ）（06-6208-7319）
• 地活協補助金申請アプリ等システムを活用した地域活動の活性化推進事業に関すること　市民局区政支援室地域力担当（地域連携グループ）（06-6208-9789）
• システムを活用した学校給食アレルギー対応の最適化事業に関すること　教育委員会事務局指導部保健体育担当（06-6208-9140）
• 夢洲の道路・埋設管等の3次元データ化等による維持管理の高度化手法の検討に関すること　大阪港湾局計画整備部計画課（06-6615-7771）、建設局企画部企画課（06-6615-7940）
• BIM／CIMモデル等を活用した高架橋の設計・工事監理業務の効率化事業に関すること　建設局企画部企画課（06-6615-7940）
• デジタルツインを活用したCO2削減モデル化による脱炭素推進事業に関すること　環境局環境施策部環境施策課（06-6630-3480）
• 道路維持管理の効率化に向けたドライブレコーダー映像のAI解析実証事業に関すること　建設局企画部企画課（06-6615-7940）
• ごみ収集車両のドライブレコーダー映像の活用事業に関すること　環境局事業部事業管理課（06-6630-3220）
• バックオフィスDX推進事業に関すること　デジタル統括室DX推進担当（DX推進グループ）（06-6208-7546）
• バックオフィスDX推進事業（予算編成システム）に関すること　財政局財務部財務課（06-6208-7710）
• バックオフィスDX推進事業（総務事務システム）に関すること　総務局人事部管理課（06-6105-2050）
• バックオフィスDX推進事業（調達・契約システム）に関すること　契約管財局契約部制度課（06-6484-7733）
• バックオフィスDX推進事業（財務会計システム）に関すること　会計室会計企画担当（06-6208-8480）
• バックオフィスDX推進事業（文書管理システム）に関すること　総務局行政部行政課（06-6208-7488）
• バックオフィスDX推進事業（人事管理業務）に関すること　総務局人事部人事課（06-6208-7510）
• 生成AIを活用した業務効率化推進事業に関すること　デジタル統括室基盤担当（06-6543-7116）