報道発表資料　令和6年度　淀川区関連予算（案）概要

　淀川区では、めざす将来像とその実現に向けた施策展開の方向性を明らかにするための「淀川区将来ビジョン2025」を策定し、「つなぐ・ひろがる・支えあうまち」をめざしている。

　令和6年度は「淀川区将来ビジョン2025」に基づく具体的な施策として、以下の取組を重点的に推進する。

• 4・5歳児の健康状態・生活状況を施設訪問等により把握し、児童虐待の早期発見及びハイリスク家庭への早期支援を図る。
• 区内市立小・中学校において、不登校または不登校傾向にある児童生徒に対し、登校支援と、登校直後の時間帯の別室登校支援を実施し、継続的な登校の再開・定着化を図る。
• 淀川河川敷十三エリアかわまちづくり計画に基づく河川空間の利活用の一環で、万博会場への水上アクセス拠点として好適な十三エリアに水上交通運航拠点のにぎわいを創出する。
• 近年多発する風水害や南海トラフ巨大地震等に備え、区民の防災意識の向上や地域防災力の強化を図るため、個別避難計画作成に対する支援や自助・共助の向上に取り組む。
• 区民が利用しやすい区役所づくりに向け、国産木材を活用して区庁舎の来庁者待合スペース及び子育て情報コーナーを整備し、快適な空間を来庁者に提供する。

　区内就学前施設及び就学前施設を利用していない家庭を訪問し、4・5歳児の状況を把握してアセスメントを実施し、要支援者への早期で適切な支援につなげる。

　主に発達障がいに起因する要支援者への早期の支援導入を促進し、切れ目ない子育て支援を一層推進するため、令和6年度より推進員を増員して重点的に取り組む。

10,388千円

大阪市こどもサポートネット（コーディネーター配置）【CM】【令和6年度予算額　14,291千円】

　区内市立小学校・中学校の不登校傾向にある児童生徒のうち、支援があれば登校可能な児童生徒を対象に、登校支援及び登校直後の時間帯における別室登校の支援を行うための有償ボランティアを配置する。

　地域人材や学生など多様な人材による日常的な寄り添い支援を実施し、別室登校時間帯を児童生徒にとって安心安全なサードプレイスとして機能させるとともに、教職員や専門職との連携により通常の学校活動への復帰につなげることを目的に実施する。

1,979千円

　万博会場への水上アクセス拠点として好適な淀川区十三エリアにおいて、水上交通の運航拠点にふさわしいにぎわいを創出する。

　十三船着き場は河川管理施設として国土交通省が整備中であり、同省の支援制度を活用した淀川河川敷十三エリアかわまちづくり計画に基づく河川空間の利活用の一環として、民間事業者による河川敷での店舗・施設の設置やイベント等を運営し、十三船着き場を含む淀川河川敷十三エリアでのにぎわい創出に取り組む。

12,498千円

　減災推進の取組として、区民の防災意識の向上や地域防災力の強化を図るとともに、個別避難計画の作成支援や新大阪駅周辺の帰宅困難者対策を実施する。

　近年多発する風水害や、南海トラフ巨大地震等に備え、防災力向上のための継続的な取組が必要であることから、令和6年度においても引き続き、個別避難計画の作成や地区防災計画の更新支援、新大阪駅周辺の帰宅困難者対策に取り組む。

11,248千円

個別避難計画作成推進事業【CM】【令和6年度予算額　3,828千円】

　国産木材を活用し、来庁者待合スペースのじゅう器類を更新するほか、子育て情報コーナー内の授乳ブースを整備する。

　増設等の繰り返しによる規格のばらつきや老朽化が課題であった来庁者待合スペースのじゅう器類や、プライバシーの観点で改善が必要な子育て情報コーナー内の授乳ブースについて、森林環境譲与税を活用し、国産木材を活用した統一感のあるコンセプトのもと、快適で安らぎの感じられる空間づくりに重点的に取り組む。

10,915千円

• 淀川区4・5歳児訪問事業に関すること　保健福祉課（こども教育）（06-6308-9774）
• 不登校児童生徒支援事業に関すること　保健福祉課（こども教育）（06-6308-9774）
• 万博会場水上交通運航拠点の魅力向上事業に関すること　政策企画課（06-6308-9684）
• 地域における安全・安心事業に関すること　市民協働課（市民協働）（06-6308-9713）
• 淀川区役所運営事務経費（うち国産木材を活用した庁舎待合スペースのじゅう器等更新）に関すること　総務課（06-6308-9591）