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報道発表資料 業務委託契約事務における予定価格の誤りについて

2023年8月24日

ページ番号:606706

問合せ先:水道局工務部給水課(06-6616-5770)

令和5年8月24日 14時発表

 大阪市水道局において、令和5・6・7年度水道センター管内水道メータ取替業務委託(概算契約)契約の予定価格の積算に誤りがあったことが判明しました。

 このような事案が発生したことについて、関係者の皆さま方に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申しあげますとともに、今後このようなことがないよう再発防止に努めてまいります。

1 概要と事実経過

 令和5年8月9日(水曜日)、「令和5・6・7年度 南部水道センター管内水道メータ取替業務委託(概算契約)」の受注事業者から「業務で使用する材料の、メータ用ボール止水栓の伸縮付口径25ミリメートルと伸縮付口径25ミリメートル×13ミリメートルの価格が逆ではないか」との問い合わせがありました。

 水道局工務部給水課で調査したところ、令和5年2月24日(金曜日)に開札した当該委託業務の予定価格を積算する際に、メータ用ボール止水栓の伸縮付口径25ミリメートルと伸縮付口径25ミリメートル×13ミリメートルの材料価格を逆に設計しており、また、指摘のあった箇所以外の積算内容も確認したところ、必要に応じてメータ取替に付随して行う作業の一部工種において、端数処理を誤って計算していたことと、必要のない労務費を誤って加算していることが判明しました。

 その結果、予定価格及び予定価格から算出される価格による失格基準が過大な設定となったため、本来、落札候補者の資格を有する事業者が除外されていたことが判明しました。

 また、水道メータ取替業務委託は、市内4ブロックの水道センター毎に設計、入札及び契約締結を行っていることから、当該業務委託以外の3つの管内における水道メータ取替業務委託契約の設計内容及び落札状況を確認しました。予定価格の積算は、いずれの契約についても同様の誤りがあったことが判明しました。落札状況は、東部水道センター管内における契約について、上記と同様に、本来、落札候補者の資格を有する事業者が除外されていたことが判明しました。北部水道センター管内における契約は、積算内容に同様の誤りがあったものの、予定価格は端数処理によって同一価格となっており、西部水道センター管内における契約は予定価格が正誤で異なるものの、落札した者以外に落札候補者の資格を有する事業者はいない予定価格であったため、落札結果には影響するものではありませんでした。

2 落札結果に影響のあった業務委託について

令和5・6・7年度 南部水道センター管内 水道メータ取替業務委託(概算契約)

契約期間:令和5年4月3日~令和8年3月31日

誤っていた予定価格(価格による失格基準):311,429,000円(205,543,000円)

正しい予定価格(価格による失格基準):311,329,000円(205,477,000円)

落札金額:205,799,000円

令和5・6・7年度 東部水道センター管内 水道メータ取替業務委託(概算契約)

契約期間:令和5年4月3日~令和8年3月31日

誤っていた予定価格(価格による失格基準):232,083,000円(153,174,000円)

正しい予定価格(価格による失格基準):232,073,000円(153,168,000円)

落札金額:153,274,000円

3 判明後の対応

 落札候補者の資格を有していた事業者である株式会社桂商事外3者に対しては、令和5年8月18日(金曜日)から今回の状況について説明及び謝罪を行っているところです。

4 原因

 今回の積算は担当職員が積算用エクセルシート(以下、「積算シート」という。)を用いて行っており、材料価格や労務費を入力する際に誤って入力していたこと、端数処理を含めた入力後の積算シートの確認が十分に行われなかったことが原因です。

 また、チェックシートにおいて、「積算シートを使用する場合は、正しく計算されているか。」を確認項目に設定していましたが、十分な確認が行われていなかったことに加え、各工種の名称や形状寸法と価格の整合性を確認する項目の設定もなかったため、チェック時の注意が十分に働いていなかったことが原因です。

5 再発防止策

 今後、チェックシートに各工種の名称、形状寸法と金額の整合性及び端数処理を確認する項目を設定する他、複数職員による確認を厳格に行うことを徹底し、入力誤りの発見、未然防止強化を図ってまいります。

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