ページの先頭です

報道発表資料 水道局における発注案件の入札予定価格の誤りについて

2025年5月16日

ページ番号:653520

問合せ先︓水道局工務部土木施設課技術監理担当(06-6616-5524)

令和7年5⽉16⽇ 14時発表

 大阪市水道局において、工事等の入札予定価格を算定する際は、積算システム(以下「システム」という。)に数量、条件等を入力して積算していますが、令和5年度発注の配水管工事(事案1)と除草等業務委託(事案2)について、入札予定価格の積算誤りにより、落札結果に影響があることが判明しました。
 このような事案を発生させ、関係者の皆さまに多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げますとともに、今後このようなことがないよう再発防止に努めてまいります。

【事案1】

1 概要と事実経過

 令和7年3月28日(金曜日)、当局設計担当者が令和7年度発注の配水管布設工事の設計書を確認していたところ、システムの計算エラーと思われる事象に気付きました。
 そのため、当局システム担当者及びシステム保守業者がシステムを確認したところ、積算を行う際に使用する端数処理の設定に不備があったことが判明しました。
 その後、端数処理設定の不備による積算誤りの可能性がある令和4年度から令和6年度までに発注した配水管布設工事(183件)について予定価格及び落札状況を確認しました。
 その結果、1件の工事について予定価格及び予定価格から算出される最低制限価格が過少な設定となっていたため、本来、落札候補者の資格を有しない事業者が落札していたことが判明しました。

2 落札結果に影響があった案件

令和5年度発注の配水管布設工事

3 事案への対応

 本来であれば落札候補者の資格を有していた事業者に対して、令和7年5月8日(木曜日)に今回の事案に関する経過の説明と謝罪を行いました。

4 原因

 積算基準の改定に伴うシステムの端数処理の設定について、当局システム担当職員及びシステム保守業者が確認を十分に行っていなかったことが原因です。

5 再発防止

 今後、積算基準の改定に伴いシステムの設定変更を行う際は、複数による確認を厳格に行うことを徹底し、設定誤りの発見、未然防止強化を図ってまいります。

【事案2】

1 概要と事実経過

 令和7年4月30日(水曜日)、事業者から柴島浄水場に令和5年度に発注した除草等業務委託について、積算に使用した単価に関する問合せがありました。
 当局職員が委託費用の積算に使用したシステム内の単価を確認したところ、一部の単価に誤りがあることが判明しました。
 その後、事業者から問合せのあった令和5年度の案件に加えて、令和2年度から令和6年度までの当該業務についても確認をしました。
 その結果、計2件の除草等業務委託について、予定価格及び予定価格から算出される最低制限価格が過少な設定となっており、その内、問合せのあった令和5年度の除草等業務委託については、本来、落札候補者の資格を有しない事業者が落札していたことが判明しました。

2 落札結果に影響があった案件

令和5年度の除草等業務委託

3 事案への対応

 本来であれば落札候補者の資格を有していた事業者に対して、令和7年5月9日(金曜日)に今回の事案に関する経過の説明と謝罪を行いました。

4 原因

 業務委託設計書を作成する際に、当局の担当職員が最新の単価へ変更する作業の一部を失念し、旧年度の単価が混在した積算になっていたことが原因です。

5 再発防止

 担当職員が委託費用の積算内容の確認を行う際のチェック項目を見直したうえで、複数人による確認を徹底することで、再発防止に努めてまいります。

探している情報が見つからない