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Re-Designおおさか ~大阪市DX戦略の基本的な考え方~

2023年6月8日

ページ番号:563884

 大阪市では、日々進歩するデジタル技術やデータを活用し、大胆に業務を見直すことによって、行政サービスの向上と徹底した業務効率化を図る = デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めていくため、「Re-Designおおさか ~大阪市DX戦略の基本的な考え方~」を令和4年4月に策定しました。

 本書は、「大阪市DX戦略」の策定に先立ち、その戦略の基本方針や方向性を示したものです。「大阪市DX戦略」は本書に基づき、令和4年度末に策定予定です。

本書の概要

 大阪市におけるDX戦略の基本方針は、MISSION(ミッション)、VISION(ビジョン)、VALUE(バリュー)、CREDO(クレド)の4つによって構成します。

MISSION(本市の使命)

 データやデジタル技術の活用を前提に、生活者目線や事業者視点から、「まち」のあり方を再デザインし、社会環境の変化に的確に対応していくことにより、「一人ひとりの多様な幸せ(Well-being)を実感できる都市への発展」を実現します。

VISION (実現したい未来、めざす姿)

 サービス、都市・まち、行政の3つの視点からDXに取り組み、市民のQoL(生活の質)の向上と都市力の向上をめざします。

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VALUE(届けたい価値)

 前述の“VISION(めざす姿)”で示す3つの視点からDXを推進することで、私たちが市民・事業者の方々にお届けしたい『価値』は次のとおりです。

#1 サービスのRe-Design

 行政サービス全体にわたって、デジタルを活用して、いつでも・簡単・便利・快適の視点を持って提供します。もちろんセキュリティ対策は万全に努めます。

#2 あんしんのRe-Design

 デジタルを活用した災害対策やインフラ整備、また有事の際でも継続した行政運営を実現することによって、くらしの安全・安心を守ります。

#3 つながりのRe-Design

 すべてのステークホルダーがデジタルを通じて関わり合い、行政と市民、事業者等が一緒に課題解決に取り組める、新しいつながりを作ります。

#4 にぎわいのRe-Design

 新たなテクノロジーの活用による人の交流、地域の活性化や、新技術の開発・受け入れやデータ活用の促進等による産業集積によって都市・まちのにぎわいを創出します。

#5 やさしさのRe-Design

 デジタル利用の有無にかかわらず、誰もがデジタルの恩恵を受け、将来にわたって自分らしくいきいきと暮らし続けられるまちを作ります。

#6 しごとのRe-Design

 デジタル活用を前提とした業務プロセスの見直しやワークスタイルの変革、チャレンジを後押しする組織づくりで、徹底した業務効率化を進め生産性を高めます。

CREDO(私たちの行動指針・行動姿勢)

 前述の“VALUE(届けたい価値)”を実現するために私たち職員がとるべき行動や姿勢は次のとおりです。

1 利用者中心でサービスをデザインします

  • 私たちは、システムではなく、サービスを作ります。
  • 私たちが作るサービスは、利用する方々にとって便利・快適で、分かりやすく使いやすいことを第一に考えます。

2 目的を見失わず、デジタルを効果的に使います

  • 私たちは、デジタル化は手段の一つであると認識し、本来の目的や最終ゴールを見失いません。
  • 私たちは、自分が関わる業務で、デジタルをどこにどう使えば価値が生まれるのかを考え、効果的に使います。

3 データの価値を最大限に活用します

  • 私たちは、DXを推進するために必要な情報をデータ化し、信頼できるプラットフォームでデータを管理し、活用します。
  • 私たちは、経験だけに頼らず、客観的な事実や根拠(データ)に基づいて、企画立案し、結果や成果を評価します。

4 ビジョンを持ってアジャイル手法で取り組みます

  • 多様なニーズに対し、私たちは、明確なビジョンを持ち、「企画⇒実行⇒改善」のサイクルをスピーディに繰り返し、その都度柔軟に軌道修正しながら、取組を進めます。

5 自ら学び、考え、チャレンジします

  • DXの源は自由な発想と挑戦です。
  • 私たちは、DXの実現のため、現状のサービスや仕事のやり方にとらわれることなく、自ら学び、考え、挑戦します。
  • 私たちは、周りの職員の挑戦する意欲やプロセス、そこから学ぶことを称えます。

6 すべての関係者、社会環境、自然環境に配慮します

  • 私たちは、SDGsの理念のもと、デジタルの活用が様々な立場・境遇のすべての関係者、社会環境や自然環境にもたらす影響に配慮します。

推進体制及びスケジュール

 DXは、これからの自治体業務や提供する行政サービスのあり方を問い、それらのあるべき姿を追求していく大阪市全体にわたる取組です。

 令和4年度には、DX推進の準備組織をデジタル統括室内に設置し、DXを推進するための基本計画となる「大阪市DX戦略」を策定します。

 令和5年度には、 デジタル統括室がDX推進の司令塔として各部局の業務についてDXの視点から指導・総合調整を行うとともに、全庁横断的なDX推進体制のもと取組を強力に推進していきます。

推進のための制度及び措置

 これまでのICT関連経費の適正化や業務・システムの最適化のためのガバナンスに加え、DX視点での新たなガバナンスを実現するためのルール整備を行う必要があります。

 DXの取組をスピーディに企画立案・実行できるようにするとともに、実効性を向上させるため、次の項目について検討していきます。

  • 全職員が目標に向かって試行・実行しやすい組織や仕組みづくり
  • DXの推進に必要な人材の確保・育成     
  • DXの推進に向けた全庁共通事務の最適化
  • DXの推進に適した事業評価 など

本書のダウンロード

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 デジタル統括室 戦略担当戦略グループ

住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所地下2階)

電話:06-6208-7661

ファックス:050-3737-2976

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