猪飼野の地車(猪飼野保存会)
2015年12月9日
ページ番号:156
豪華な見送り幕が自慢の地車

猪飼野の地名は、昔このあたりでイノシシが飼われていたことにちなむと言われています。猪飼野村内の鎮守、御幸森天神宮は、仁徳天皇が高津宮からたびたび御幸されたために建てられたと言います。
ヒヒの血で染められたとのいわれがあるラシャ地に竹と虎の刺繍が豪華な見送り幕を持つ地車は、明治20年制作で戦後2度の改修を経て現在に受け継がれています。通常6本の擬宝珠(ぎぼし)が8本あること、獅噛みにかませているように見えるお札が特徴です。また、電気で光る仕組みの獅噛みは眼光が鋭くなる効果がありますが、猪飼野で初めて試みられたものです。
猪飼野の気風を今に受け継ぐ

御幸森天神宮の宮入時には、地車を担ぎ上げる「担ぎ上げ」が慣わしで、「負けず嫌いの気風」と「強力な結束力」という、昔の猪飼野の若者たちの勢いを今でも受け継いでいます。

ハッピには猪飼野の「猪」の字とともに、「みんなが繋がるように」という願いがこめられた鎖の模様が入り、このハッピを着た多くの子どもたちも、大人に守られながら地車を曳いています。
所在地 | 大阪市生野区桃谷3-10-5(御幸森天神宮境内) |
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宮入神社 | 御幸森天神宮(大阪市生野区桃谷3-10-5) |
責任者 | 村井 公一 |
曳行日 | 7月第3土日、10月15、16日 |
サイズ | 幅 225cm |
長さ 430cm | |
高さ 330cm | |
重量 2400kg | |
制作者 | 大熊こと永田熊次郎 |
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