勝五の地車(勝五地車保存会)
2015年11月9日
ページ番号:163

製作当時の形式・勇壮華麗な姿を大事に受け継ぐ幕式地車
勝山北5丁目の一帯は江戸時代の地図には小路村とあり、明治の初めは東成郡猪飼野村字小路と呼ばれ、天神様を祭った小さな祠もありましたが明治18年の水害で流された為、心霊のみ御幸森天神宮に合祀されたといわれています。
先代地車は、明治22年9月に小路村の大工永田熊次郎にて製作された総欅(けやき)造りの幕式地車で、小振りながら勇壮華麗な姿で人々に愛されており、平成29年129年目の秋祭りを最後に勇退しました。
現在の地車は平成30年6月に大下工務店・辰美工芸にて一回り大きく復元新調されました。先代地車と同じく、肩勢(かたせ)の前には旧村名の「小路」の文字が入り、小路村でお祀りした天神様の梅鉢の紋を配し、幕には学問の神様菅原道真公・成長を表す登り竜・雷神として地域の災いを抑える姿を刺繍しております。また後面は新意匠として幕を引き立てる雪洞と中央に宝物その両側を唐獅子が守る姿を表しています。

地域総出の熱気は変わらず
地域総出で地車を見守り、盛り立てていく熱気は昔の頃から変わりません。
疎開道路に集まった観客から大歓声で迎えられながら、宮入へと向かうクライマックスは圧巻です。
令和5年 勝五地車保存会は昭和48年の再興から50周年を迎え、新たなハッピには これからも共に乗り越えていく荒波と千鳥を描き、旧ハッピには人々が結束するようにとの願いを込めて注連縄(しめなわ)の柄が 村の天神様の紋である梅鉢と合わせて染め抜かれています


(文章については、勝五地車保存会からの提供記事を掲載しています。)
所在地 | 勝山北5-13-1 |
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宮入神社 | 御幸森天神宮(桃谷3-10-5) |
責任者 | 乾 賢一 |
曳行日 | 7月第3土日、10月15、16日 |
サイズ | 幅 215cm |
長さ 414cm | |
高さ 340cm | |
重量 ――――kg | |
制作者 | 木下工務店・辰美工芸 |
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