プレイスメイキング入門

まちの空間の居心地を良くし、身近な場所に人の居場所をつくること

• わたしたちが暮らすまちには、自宅や学校、職場などの日頃行き来することの多い場所以外にも様々な場所があります。
• 買い物で訪れるお店や子どもたちの習い事などの教室、ご近所の会合で集まる集会所、区役所や区民センターなどの公共施設。屋外でも道路や路地、公園、まちかどの空地など、思いつくところはたくさんでてきます。
• プレイスメイキングとは、そうしたわたしたちが普段暮らすまちなかのちょっとした空間を、そのまちに暮らす人たちやまちへ訪れる人たちにとって居心地のよい空間に変え、そこを行き来する人の居場所をつくっていくことをいいます。
• プレイスメイキングの考え方は、1960年代のアメリカで提唱されたもので、「まちのなかに人が居心地の良い居場所となる場所が増えてくると、そのまちに暮らす人々の暮らしの質も高まる」ということが期待されています。

• 生野区内でも人が集まったり、ちょっとした時間を過ごしたりすることができそうな場所が公的空間だけでなく、私的な空間にもあります。そうした場所を使って、まちに居心地のよい空間をつくっていきましょう。

• プレイスメイキングを行うことで、生野区内で増えたらよいな、と思う、まちの様子のイメージ例をお示しします。
• ぜひ、イスやテーブルを使ってまちなかの魅力的な場所をつくっていきましょう。

※具体的な使い方、場所については、管理者や権利者など関係者との相談が必要な場合もありますので、区役所などにご相談ください。

• おまつりなどの地域イベントに訪れた皆さんが座って飲食したり、おしゃべりしたりしてもらうために、会場の一角にイスやテーブルを置いて、お使いいただけます。

• まちの新たな魅力づくりに向けて、まちを行き来する人がフラッと立寄ったり、まちなかで会話が生まれたりするきっかけづくりの取り組みにお使いいただけます。

• フラッと立寄った人とのコミュニケーションやその場で飲食などを楽しむ人たちの様子が、そのまちの風景になる取組みとして、まちかどの空き地を使ってのオープンカフェやマルシェなどに使ってもらう。

• 地域で暮らす皆さんの関係づくりのために、マンションの公開空地や共同スペースを使っての地域コミュニティの交流イベントなどに使っていただく。
• 普段屋内などでやっていることを屋外空間で実施することで、普段参加しない方々を呼び込むなどの新しい地域のきっかけづくりなどに活用してもらう。

• 特定のお店の賑わいではなく、エリアの賑わいにつながるように、お買い物を楽しむ人の休憩スペースや特設販売ブースなどにお使いいただけます。

• 商店街でお店を出したい人、仮設店舗、イベントブースとして出店するなどを希望する人に貸し出し、地域のにぎわいづくりに活用いただく。
• イスやテーブルをあわせて置くことで、商店街で買い物を楽しむ人にも使っていただく。

• 区役所を利用する区民の皆さんなどにも使っていただけるよう、区役所1Fなどの休憩・待合スペースとして活用していただきます。
• イス・テーブルを実際に目に見えるところに設置することで、今回製作したイス・テーブルを使ったプレイスメイキングを知っていただく機会にもします。

• 区役所を訪れる人の休憩、待合スペースで使っていただく。
• 区役所を訪れる人にプレイスメイキングについて知っていただく。