第8回 生野区持続可能なまちづくり活動支援事業報告会を開催しました！

　生野区持続可能なまちづくり活動支援事業にかかる事業報告会において、5組の認定事業者様より、令和4年度の事業活動をご報告いただきました。

（第6回）持続可能なまちづくり活動支援事業の認定事業者

• 特定非営利活動法人カラフルブランケッツ

（第8回）持続可能なまちづくり活動支援事業の認定事業者

• 生野長屋大学ぽんぽこキャンパス
• 特定非営利活動法人輪母ネットワーク
• 特定非営利活動法人コミュニティーサポート研究所
• 特定非営利活動法人サンフェイス

【日時】

令和5年2月1日（水曜日）　午後2時00分～午後4時00分

【場所】

生野区役所 5階 503会議室

【講評】

（敬称略・五十音順）

直田　春夫（ 特定非営利活動法人 NPO政策研究所　理事長 ）

田中　晃代（ 近畿大学 総合社会学部 環境まちづくり系専攻 教授 ）

藤原　明 （ りそな総合研究所　リーナルビジネス部長 ）

LGBTQ（セクシュアルマイノリティー）、シングルマザー・シングルファザー、障がい者など、現在の法律では想定されていなかったり、十分な補償があるとは言えないいわゆる「マイノリティ」を対象に、自分たちで学び、居場所をつくり繋がりを生み、相互扶助システムを構築し、全てのひとが安心できる将来の環境づくりをめざす

（講評）

• 事業認定のメリットを活かし、生野区内の多くの団体とつながりを築いてきたことを評価したい。
• 任意後見人制度は、認知症の解決の糸口を見出すひとつの手段として心強く感じる。
• 後見人制度を啓蒙する団体は貴重な存在である。これからも持続的な活動を期待するとともに、担い手の継承の維持につなげていただきたい。
• イベント等を感動と共感を与えながら幅広く人とのつながり、着実に会員数を増やしているなど、成果が現れていることに評価できる。また、任意後見契約の増加にも期待したい。

「多世代交流」×「共育」（共に育つ）を軸に子どもから大人までが本気で遊び、学び、やりたいことを表現できる居場所作りの取組み

（講評）

• 年間に多くのイベントを企画し、そこに多くの参加を募る集客力が素晴らしい。ぜひ、生野区で活動を行う方へ、そのノウハウを効果的に波及させてほしい。
• 「思想でつながるコミュニティ」を築くうえで、オープンで開かれた場（飲食）で行われるコミュニティの形成に期待したい。
• 大人たちが、次の世代につなぐアクションに、ふんわり子どもを巻き込む循環を期待したい

障がい児者とその家族及び障がい児者の支援を行う団体及び支援者のピアコミュニティの運営

（講評）

• 空き家をリノベーションするなどして、社会課題の相談をしやすい場所が生野区内に増えると、まちの活性化につながる期待感が持てる。
• 生野区ならではの確立したネットワークのある支援を高く評価するとともに、様々な社会課題の解決に向けて支援する多くの団体へノウハウの共有をしてほしい。
• 人材（相談員）の育成など盤石な体制を整え、活動を維持していただきたい。

地域で暮らす社会福祉サービス対象者の権利・人権を考え、活動拠点である生野区の地域課題のひとつである外国籍の方への支援の取組み

（講評）

• 「難民」や「特定技能実習生」とテーマを絞った課題に向き合い、地道な活動を継続していただきたい。
• 今まで交流がなかった団体との連携や、研修会の開催を契機とした人材（専門職メンバー）の裾野を広げていく仕組みの構築に期待したい。
• 研修会で研究テーマを発信して終わるだけではなく、参加者へフィードバックできる仕組みがあれば興味深い。

「すべての子どもたちに夢は必要だ」を合言葉に、障がい児・者の「可能性」を信じ、「夢」を広げていく取組み

（講評）

• 障がい児・者に対し、様々な体験の機会を提供し、彼らの日常生活において、将来の「選択」と「可能性」の幅を広げていく取り組みが素晴らしい。
• 目的、使命、存在意義、役割などが明確なNPO団体に対して関心ある若者が多くいるので、学生を含めた多くの若者を巻き込んだ活動に期待したい。
• 行政等と連携した広報活動により、さらなる活動の発展とボランティアなどの慢性的な人材不足の解消を期待する。