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平野川・平野川分水路

2011年4月4日

ページ番号:617

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 平野川は柏原市の樋門から大和川の水を引き、八尾市から平野区を通り駒川・今川を合流し生野区・東成区を経て城東区に入ります。城東区では中浜の南で永田の方から西に向かって流れる千間川を併せ、ついでJR環状線に沿って北に流れてきた猫間川を加えたあと寝屋川に注いでいました。
この川の名称は、時代や流域によって竜華川・百済川・河内川などと呼ばれていました。百済川とは奈良朝から平安朝にかけて百済の郡が置かれ、その中央を流れていたためです。
大和川の付け替え以前は今よりずっと大きな川で、水量もあり流れも緩やかなことから、水運も盛んで京橋と柏原を上下する物資運搬用の柏原舟が有名です。ことに鶴橋あたりまでは頻繁な舟運が行われていました。
しかし、大雨になると水かさを増した濁流が勢いよく流れ、堤防が低く川筋も蛇行していることから、毎年のように氾濫し水禍を繰り返していました。このため治水工事が度々行われ、現在の川筋は昔の流路とは異なったものになっています。
大阪市の河川対策として、昭和4年(1929年)に着工された平野川分水路(城東運河)の開削は、戦争の激化で中断しますが、寝屋川水系の治水計画の見直しもあってようやく昭和33年(1958年)に完成します。この分水路には八尾市や平野区方面の川の水を流し込むようにし、従来の平野川は主に駒川・今川の流れを受け持つことになりました。平野川分水路の完成により洪水による被害は減少しました。
今では想像することもできませんが、戦前まで千間川の合流するあたりでは泳ぐことができたそうです。

 

平野川・平野川分水路の写真

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