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小女郎稲荷

2011年4月4日

ページ番号:759

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 皇大神宮の境内に小女郎稲荷という小さな社が祀られています。今でこそ知る人も少なくなっていますが、元は旧大和川堤(今の新喜多東2丁目付近)の狐山にあった社で、大和郡山の源九郎稲荷(げんくろういなり)、泉州信太(せんしゅうしのだ) の葛葉稲荷(くずのはいなり)と並ぶ有名な稲荷大明神でした。「摂津名所図会大成」第3巻には「霊験あらたかなりとて参詣人すこぶる多し、社壇もっともきらびやかに造立ありて美なり」と記され、今の極楽橋あたりまで参詣人目当ての茶店が軒を連ねて賑わっていたとのことです。
 社の名称になっている小女郎とは、昔の身分の高い婦人や女官の呼称であった「上臈(じょうろう)」が変化したものと言われています。
 狐山には木々がこんもりと繁った丘があり、狐が住んでいたことからそのように呼ばれていたものと思われます。師走(しわす:12月)の一夜、鴫野や天王田などの村の子どもたちが、家で作ってもらった竹の皮に包んだ油揚げと握り飯を持って「せんぎょせんぎょ」とはやしながら、狐山の周囲を回るお祭りも昭和 7~8年頃(1932~1933年頃)まで残っていたそうです。

場所:城東区今福南2丁目12番31号

小女郎稲荷の写真

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