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ペットのための災害時対策を考えましょう

2023年1月25日

ページ番号:454506

日頃からの災害への備え

災害は突然起こります。いざというとき、飼い主とペットがともに安全に避難できるよう日頃からの心構えと備えが大切です。

災害時にペットを守るためには、まず飼い主が無事でいることが重要です。住まいの点検を行い、必要に応じ家具の固定や転倒防止などの対策を行うことで、飼い主自身の安全を確保しましょう。


飼育場所の点検をしましょう

ペットが普段いる場所や飼育ケージを定期的に点検しましょう。また、地震の際にはペットが驚いて逃げ出すことがあります。首輪や鎖は外れたり切れたりしないか、ケージや囲いには隙間がないかどうか確認をしましょう。

 (室内での飼養)地震の際、飼育ケージに家具が倒れたり、窓ガラスが飛散したりする危険性はありませんか。

 (屋外での飼養)飼育ケージにブロック塀が倒れたり、屋根瓦が落ちたりする危険性はありませんか。

※猫を外で飼養している場合、災害が起きても呼び戻しができず、避難の時に連れていくことができません。猫を室内で飼うことは、普段から猫の健康と安全を守ると同時に、災害への重要な備えです。


基本的なしつけをしておきましょう

いざというときペットも不安な思いでいるため、普段とは違う行動をとることがあります。飼い主が制御できるよう基本的なしつけが重要です。

  • (犬の場合)オスワリ・マテができ、むやみに吠えないようにしておく
  • 人や他の動物に慣らしておく
  • (猫や小型犬などの場合)避難する際に入るの嫌がることがないよう、ケージやキャリーケースに慣らしておく

迷子にならないための対策をしましょう

災害時にペットとはぐれてしまうことがあるかもしれません。無事に飼い主の元へ戻れるよう、普段から身元を示すものを装着しておきましょう。

  • 犬の場合は、鑑札・狂犬病予防注射済票の装着 (マイクロチップが鑑札とみなされた犬は鑑札の装着は除く)
  • 外から見える迷子札(鳥は足環など)
  • はずれる心配のない身元証明のマイクロチップ

ペット用の非常持出物の準備をしましょう

(備蓄品の例)

  • 最低5日分以上のフードと水、食器
  • 常備薬や療法食
  • 予備の首輪またはハーネス(胴輪)とリード
  • ワクチンの接種状況や病歴などの情報
  • トイレ用品
  • タオル
  • 新聞紙
  • ブラシ
  • ペットの写真(万が一離ればなれになった時の捜索に有用です) など

災害時対策について愛犬家の皆さんにアンケートを実施しました

平成30年5月から8月にかけて、城東区保健福祉センター窓口に飼い犬の登録・注射済票の交付手続き等に来庁された84名の方にご協力いただきました。

(アンケートの内訳)犬種:小型犬 78.6% ・ 中型犬 17.9% ・ 大型犬 3.6%/飼養期間:5年以上 44.0% ・ 半年から5年未満 39.3%  ・  半年以内 16.7%

アンケートの質問内容は次の3点です。

1 愛犬のフードや水の備蓄は常備していますか

約9割の方がフードや水を常備しているとの結果でしたが、どのくらいの量かを尋ねると3日分といった答えや、フードはまとめ買いしているからということで90日分といった答えなどさまざまでした。

避難所にはペット用フードは備蓄されていません。災害時のペットへの対応は「自助」が基本です。避難後にもし入手できたフードがあっても、いつも食べ慣れているフードではないと食べてくれないペットもいます。避難時にはすぐに持ち出すことができるよう最低5日分以上のフードを非常持出袋等に用意しておきましょう。

2 愛犬との避難所生活で不安なことはありますか

多くの方が飼育場所・鳴き声・糞尿のにおいなどを不安に感じておられました。避難所では限られたスペースでたくさんの人が共同生活をすることになります。動物が苦手な人やアレルギーを持っている人もいますので、いざというとき、避難所では飼い主はいつも以上に周りの人に配慮し、飼育スペースや排泄物の処理など決められたルールを必ず守りましょう。

3 迷子(災害時にはぐれてしまわないような)対策をしていますか

約6割の方が迷子札などの装着やマイクロチップの登録をしている一方、約4割の方は特に何も対策をしていないとの結果でした。

もしはぐれてしまっても無事にペットが飼い主の元へ戻れるよう、所有者明示が重要です。

外から見えて誰でもすぐわかる迷子札などの装着に加えて、脱落の恐れがないマイクロチップを登録し、二重の対策をとりましょう。

マイクロチップは、飼い主情報が正確でなければ意味のないものとなってしまいます。引越などで住所の変更があった際には、 速やかに変更手続きを行ってください。

犬と猫のマイクロチップ情報登録システムに登録された犬や猫については、こちらの「動物の愛護及び管理に関する法律に基づく犬の猫のマイクロチップ情報登録(公益財団法人 日本獣医師会ホームページ)別ウィンドウで開く」で変更手続きを行ってください。

犬の鑑札と狂犬病予防注射済票の装着は狂犬病予防法で飼い主に義務づけられています(マイクロチップが鑑札とみなされた犬は鑑札の装着は除く)。これらに表記された番号から飼い主情報を確認することができます。摩耗により番号が読み取りにくい場合は交換することができますので、区役所窓口に鑑札等を持参してください。


最後に ~飼い主のみなさまへ~

(環境省発行 災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>より引用)

災害でペットを守ることができるのは飼い主だけです。

自分が無事でないとペットは守れません。

以下の3点が重要になります。

  1. 飼い主が自らの安全を確保することが、災害時にもペットを適切に飼養することにつながる
  2. 健康面やしつけを含めたペットの平常時からの適正な飼養が、最も有効な災害対策になる
  3. 災害時にはペットを落ち着かせるとともに、逸走やケガなどに注意して、ペットとともに避難する

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このページの作成者・問合せ先

大阪市城東区役所 保健福祉課(保健福祉センター)生活環境グループ

〒536-8510 大阪市城東区中央3丁目5番45号(城東区役所2階)

電話:06-6930-9973

ファックス:050-3535-8689

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