ペットのための災害時対策を考えましょう
2023年6月12日
ページ番号:454506
日頃からの災害への備え
災害は突然起こります。いざというとき、飼い主とペットがともに安全に避難できるよう日頃からの心構えと備えが大切です。
災害時にペットを守るためには、まず飼い主が無事でいることが重要です。住まいの点検を行い、必要に応じ家具の固定や転倒防止などの対策を行うことで、飼い主自身の安全を確保しましょう。

飼育場所の点検をしましょう
ペットが普段いる場所や飼育ケージを定期的に点検しましょう。また、地震の際にはペットが驚いて逃げ出すことがあります。首輪や鎖は外れたり切れたりしないか、ケージや囲いには隙間がないかどうか確認をしましょう。
(室内での飼養)地震の際、飼育ケージに家具が倒れたり、窓ガラスが飛散したりする危険性はありませんか。
(屋外での飼養)飼育ケージにブロック塀が倒れたり、屋根瓦が落ちたりする危険性はありませんか。
※猫を外で飼養している場合、災害が起きても呼び戻しができず、避難の時に連れていくことができません。猫を室内で飼うことは、普段から猫の健康と安全を守ると同時に、災害への重要な備えです。


基本的なしつけをしておきましょう
いざというときペットも不安な思いでいるため、普段とは違う行動をとることがあります。飼い主が制御できるよう基本的なしつけが重要です。また、避難所では限られたスペースでたくさんの人が共同生活をすることになります。動物が苦手な人やアレルギーを持っている人もいますので、避難所では飼い主はいつも以上に周りの人に配慮しましょう。
- (犬の場合)オスワリ・マテができ、むやみに吠えないようにしておく。
- 人や他の動物に慣らしておく。
- (猫や小型犬などの場合)避難する際に入ることを嫌がることがないよう、ケージやキャリーケースに慣らしておく。

迷子にならないための対策をしましょう
災害時にペットとはぐれてしまうことがあるかもしれません。無事に飼い主の元へ戻れるよう、普段から身元を示すものを装着しておきましょう。
- 犬の場合は、鑑札・狂犬病予防注射済票の装着 (マイクロチップが鑑札とみなされた犬は鑑札の装着は除く)
- 外から見える迷子札(鳥は足環など)
- はずれる心配のない身元証明のマイクロチップ
犬の鑑札と狂犬病予防注射済票の装着は、狂犬病予防法で飼い主に義務づけられています(マイクロチップが鑑札とみなされた犬は鑑札の装着は除く)。これらに表記された番号から飼い主情報を確認することができます。摩耗により番号が読み取りにくい場合は交換することができますので、城東区保健福祉センター(区役所2階23番窓口)に鑑札を持参してください。
マイクロチップに関する注意事項
マイクロチップは、飼い主情報が正確でなければ意味のないものとなってしまいます。飼い主の住所や連絡先等に変更があった際には、 速やかに変更手続きを行ってください。
犬と猫のマイクロチップ情報登録システムに登録された犬や猫については、こちらの「動物の愛護及び管理に関する法律に基づく犬の猫のマイクロチップ情報登録(公益財団法人 日本獣医師会ホームページ)」で変更手続きを行ってください。

ペット用の非常持出物の準備をしましょう
災害時のペットへの対応は、「自助」が基本です。また、避難後にもし入手できたフードがあっても、いつも食べ慣れているフードではないと食べてくれないペットもいます。避難時にはすぐに持ち出すことができるようフードや必要なもの等を非常持出袋等に事前に用意しておきましょう。
(備蓄品の例)
- 最低5日分以上のフードと水、食器
- 常備薬や療法食
- 予備の首輪またはハーネス(胴輪)とリード
- キャリーバッグやゲージ
- ワクチンの接種状況や病歴などの情報
- トイレ用品
- タオル
- 新聞紙
- ブラシ
- ペットの写真(万が一離ればなれになった時の捜索に有用です) など
ペットの災害時対策については、「ペットも守ろう!防災対策(環境省ホームページ)」、「災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>(環境省ホームページ)
」も参考にしてください。

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