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大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業環境影響評価方法書に関する市長意見を述べました

2024年1月29日

ページ番号:574762

 大阪市は、大阪市環境影響評価条例第10条の規定に基づき、令和4年8月10日付けで大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業環境影響評価方法書について、事業者に対し市長意見を述べました。

 市長意見では、大阪市環境影響評価専門委員会からの答申を踏まえ、SDGs達成への貢献、工事中の輸送計画・緑化計画・地球環境に関する配慮等を求めています。

大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業環境影響評価方法書に関する市長意見

SDGs達成への貢献

 本事業は未来社会の実験場という大阪・関西万博のコンセプトを継承し、SDGsの達成に貢献するサステナブルなIRをめざしていることから、事業計画の検討にあたっては、環境影響評価技術指針に則ることはもとより、万博で実施される革新的で持続可能な取組を参考に2030年のSDGs達成にとどまらず、その先の社会を見据えた具体的な取組内容を明らかにすること。

工事中の輸送計画

  1. 工事中は、万博やインフラ工事など夢洲関連事業の関係車両の走行が重複することで、交通混雑が懸念されることから、関係機関と連携し、渋滞についても予測を行うとともに、運行時間帯だけでなく、必要に応じて工事工程についても調整を行うこと。
  2. やむを得ず建設資材等の搬入を夜間に行う場合は、資材搬入車両の走行による保全施設への影響を避けるため、高速道路から此花大橋を通行する走行ルートの徹底を図ること。

緑化計画

 水辺等を含む緑化計画の具体化にあたっては、専門家の助言を受けながら、事業計画地及びその周辺地域の生態系を踏まえ、配置や植栽の樹種等について検討すること。

地球環境

 エネルギーの利用、建築物の設計、サービスの提供、輸送など、各分野における最先端技術の積極的な導入により、世界の脱炭素化をリードする取組を実践することとし、準備書では具体的な対策内容や削減目標を示すとともに、供用後も更なる削減に取組み、早期にカーボンニュートラルをめざすこと。

気象

 予測に用いる上空風データについては、事業計画地と神戸空港では周辺の地形に相違がみられることから、事業計画地により近い観測所を含めた周辺の風向風速データと現地調査結果を比較検討した上で選定すること。

植物

 植物については、生育期間の短い種もあることから、夏季における植物相の現地調査を追加で行うこと。

大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業環境影響評価方法書に関する市長意見

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大阪市 環境局環境管理部環境管理課環境影響評価グループ

住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルO’s棟南館5階

電話:06-6615-7938

ファックス:06-6615-7949

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