令和8年度 第210回 大阪市入札等監視委員会(会議の概要)
2026年6月25日
ページ番号:683822
開催日時
令和8年6月19日(金曜日) 14時から15時まで
開催場所
大阪市契約管財局会議室
出席委員
森本浩久委員長、森山浩江委員長代理、荒井敬介委員、藤井安子委員
議題及び議事要旨
⑴ 議題 令和8年1月分~令和8年3月分の契約状況について
ア 議事要旨
【審議1】令和7年度 北部方面管理事務所建築付帯設備設計業務委託(その1-1)
事務局より説明の上、審議を行った。
委員:最初の入札では予定価格超過で不落となり、再度入札を実施したとのこと。原因として、認識の相違等により価格差が出たようである。意見になるが、認識の相違を解消するような入札の実施はできないものか。仕様書の作り込みや、入札時の質問の受付・回答等努力をしてもらっているとは思うが、事務手続が1回で済むところを2回実施することは望ましくない。さらに、1回目も2回目も、ともに1者しか応札しておらず、予定価格も上昇しているとなると、もはや入札と言えるのかという印象もある。市民からすれば、「特定の1者に価格を合わせにいっているのでは」と疑われかねない。関連して、入札結果全般について聞く。案件によって差があるとは思うが、全国的にも1者入札が相次いでいると報道があった。工事請負契約と測量・建設コンサルタント等について、どの種目で1者入札や不調が発生しているのか、過去との比較を行うなどして、傾向が分かる資料を提供して欲しい。
委員:1回目の入札から再入札にかけて、予定価格が約600万円増額され、比率にして約1.5倍増額している。これは、応札者からの説明や積算根拠が妥当と客観的に判断して積み増ししたものか。不落に終わったことで、「何とか落札させたい」という思いから、複数の解釈が成り立つ中で、あえて高い方を選んだという可能性はないか。
建設局(以下「建設」):当初の設計内容が建築設備の改修であり、天井の照明器具や空調などの更新を含んでいた。近年、照明をLED化する流れの中で、蛍光灯器具と置換え可能なLED器具を想定しており、大きな天井改修は不要で、軽微な検討で足りると考えていた。そのため、設備設計をメインに積算し、天井改修が必要な場合は別途検討すると考えていた。しかし、入札後のヒアリングで事業者に確認したところ、「天井の作業有無にかかわらず、設計段階で建築設計も含めて確認する必要があり、それが積算に反映されないと事業者側がリスクを負うことになる」という意見があった。そこで2回目は、従来の設備設計に加え、建築設計も含めて積算した。なお、積算は、国の積算基準に則って行った結果として、この金額となっている。
委員:了解した。
委員:積算を内部で行う際は、専門性のある職員が実施しているのか。
建設:設計に関しては、機械・電気など公共工事を発注する専門職が担当しており、通常の工事発注と同じ部署の職員が設計業務委託の仕様書を作成する。したがって、専門知識を有する職員が積算している。
委員:了解した。今回のような大きな金額差が出てくることを考えると、事前にしっかりとした調査を経て積算する必要があるのではないか。また、事情聴取結果では、発注時期の問題も指摘されていた。再度の入札で時期が遅れた面もあると思うが、構造的に業者が少なく、苦慮しているのであれば、より入札しやすい環境を整備されたい。
イ 委員長からの指摘・意見
説明があったとおり、本件のように専門性の高い設計業務については、仕様書において業務範囲や条件を明確に示し、公平性・競争性を確保しつつ、適切に発注することが重要である。本件は、事業者側と発注者側で積算に関する前提・捉え方に相違があり、1回目の不落、1回目・2回目の1者入札につながった背景があると考える。
設計設備業務の発注環境が厳しいことは理解しているが、従来条件での発注を繰り返すのではなく、関係部署が横断的に連携し、技術的論点も含めて可能な限り協議調整を進められたい。また、入札参加者の裾野を広げる観点から、発注種目の切り分けを検討しつつ、業務品質確保に必要な資格・実績要件は維持しながらも、過度に厳しくなっていないか検証されたい。さらに、受注者が誤解なく読み取れる仕様書の表現となっているか、作成段階から点検されたい。これらにより、競争性の確保や入札不調リスクの低減につながると考える。
契約管財局(以下「契管」):「1者入札」等について指摘があったため、全体的な状況を補足する。業界全体で技術者不足が課題となっており、特に民間工事と競合する建築工事・設備工事、とりわけ大型案件では、1者入札や入札不調が顕著である。一方で、土木工事や舗装工事は公共工事中心で、建築・設備に比べると不調割合は少ないと考えている。データを整理の上提供する。
⑵ 【審議2】入札契約制度改正等について
事務局より説明の上、審議を行った。
⑶ 【報告1】競争入札参加停止措置及び資格運用状況総括表(令和8年1月~令和8年3月)について
事務局より資料に基づき報告を行った。
⑷ 【報告2】談合情報等対応状況(令和8年1月~令和8年3月)について
事務局より資料に基づき報告を行った。
会議資料
次第・審議案件資料
別冊(別冊については公表しない。)
契約状況表会議資料
CC(クリエイティブコモンズ)ライセンスにおけるCC-BY4.0
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