総合型地域スポーツクラブ

　我が国のスポーツは、国民に身近なものとして発展し、国民の心身の健全な発達や明るく豊かな国民生活の形成に大きく寄与してきました。スポーツ振興法(昭和36年)の制定から約半世紀が経過し、スポーツをめぐる状況は大きく変化し、スポーツの価値や社会的役割の重要性もさらに高まりました。
　平成23年｢スポーツ基本法｣、平成24年｢スポーツ基本計画｣と新たな法制度が具体化され、我が国のスポーツ政策は振興から推進のステージに立ち、文化としてのスポーツを豊かな生活を営む権利として位置づけるとともに、多様な関係者の協働・連携によって創り出される「新しい公共」や「好循環」によってそのスポーツ権を保障しようとすることをコンセプトとして、次の政策目標を掲げました。

• ライフステージに応じたスポーツ活動を推進するため、国民の誰もが、それぞれの体力や年齢、技術、興味・目的に応じて、いつでも、どこでも、いつまでも安全にスポーツに親しむことができる生涯スポーツ社会を実現する。
• 週1回以上、運動・スポーツを実施する成人の割合を65%をめざす。

文部科学省HP「スポーツ基本計画」概要

　これらスポーツの振興のため、スポーツ施設の充実やスポーツ指導者の養成やスポーツ情報の提供など様々な支援があるなか、総合型地域スポーツクラブという取組みによって、行政主導ではなく地域住民主導で活動し、クラブに所属する方々一人ひとりがスポーツ（あるいはスポーツサービス）の「受け手」であり「創り手」であるという主体性を持って、地域におけるスポーツ文化を推進されているところです。

　大阪市では、「総合型地域スポーツクラブ」づくりをめざす人・グループに対して、必要に応じてクラブづくりのノウハウや関連する情報提供を行い、クラブ立ち上げに向けた側面的サポートを行いますので、下記の問い合わせ先にご連絡下さい。
　大阪市総合型地域スポーツクラブ登録要綱に基づき設立した「登録クラブ」に対してはスポーツ情報の提供などの「活動支援」を行っています。
　また、大阪市総合型地域スポーツクラブ活動助成金交付要綱に基づき、独立行政法人日本スポーツセンターのスポーツ振興くじ助成金の申請を協力して行います。
　大阪市内には、現在21の総合型地域スポーツクラブが設立され活動しています。（令和5年5月1日現在）

　・主な支援
　　クラブ連絡会開催
　　クラブ交流イベント開催
　　設立の動きがある地域への支援活動
　　スポーツ振興くじ助成金の案内　など

関係先リンク
大阪府広域スポーツセンター
文部科学省スポーツ庁　総合型地域スポーツクラブ
独立行政法人日本スポーツ振興センターHP　「スポーツ振興くじ助成」