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大阪城公園パークマネジメント事業(大阪城公園及び他5施設の指定管理事業者)の5年評価について

2025年3月27日

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 大阪市では、平成27年度より大阪城パークマネジメント共同事業体による大阪城公園パークマネジメント事業を開始しており、令和6年度に事業開始から10年目、また、前回の5年評価報告から5年目を迎えるにあたり、施設の適正な管理運営や利用者へのサービス水準が確保できているか、計画通りに事業を実施しているかなど、5年間の事業内容について評価を行いましたので、お知らせします。

 大阪城公園パークマネジメント事業においては、20年という長期にわたる指定期間を設けていることから、通常の年度評価に加え、事業の目的が実現されているか5年ごとに評価及び見直しの機会を設け、議会へ報告を行うこととしています。

 評価を行うにあたっては、1次評価を行い、外部の専門家からの意見を聴取したうえで最終評価を行っています。

指定管理状況
施設名指定管理者選定方法指定期間所管部署連絡先
大阪城公園、大阪城野球場、大阪城西の丸庭園、豊松庵大阪城パークマネジメント共同事業体
構成員
大阪城パークマネジメント(株)
(株)電通
讀賣テレビ放送(株)
大和ハウス工業(株)
大和リース(株)
(株)NTTファシリティーズ 
公募平成27年4月1日~令和17年3月31日建設局公園緑化部調整課(公園活性化担当)06-6615-6723
大阪城天守閣経済戦略局観光部観光課(集客拠点担当)06-6469-5164
大阪城音楽堂教育委員会事務局生涯学習部生涯学習担当06-6539-3346

評価概要

評価結果

評価結果概要

評価項目

最終評価

評価概要

水と緑豊かな市民の憩いの場である「都市公園」

B+ 

公 園施設全般はおおむね適正に管理されている。前回の5年評価の指摘を踏まえて庭園管理を改善するとともに、植栽管理・清掃・城内ガイドについてボランティアや市民団体と協働する姿勢も評価できる。

音楽堂については、イベント誘致等に取り組み、利用率の向上を図っており、評価できる。

歴史的文化的資産が集積する「特別史跡」

B

文化財を確実に保存し、良好な状態で後世へ継承していくために必要な日常管理がおおむね適切に行われている。

多言語対応の史跡案内・櫓の特別公開等文化財の価値を伝える取組みや歴史的特性を活かしたイベントを積極的に行っており、評価できる。公園の案内板整備計画については、特別史跡の歴史や文化財の魅力発信、歴史的景観への配慮を踏まえ、今後さらに進めていただきたい。

大阪を代表する「観光地」

B+

公園全体の魅力向上やサービス改善に努め、観光拠点化に寄与している。

コロナ禍において観光客が減少する中、店舗整備を行った森ノ宮噴水エリアにおける収益で収支を支えた点は評価できる。

天守閣の入館者数増加に対応するため、Webチケット販売促進・開館延長・改札周りの整備を実施した。引き続き、待ち時間や待ち列の解消、回遊性向上に取り組み、公園全体の更なる魅力向上に努めていただきたい。

管理経費の縮減

B

コロナの影響で計画どおりの納付金を納めることができない年もあったが、コロナ収束後はコロナ前と同水準の納付金を納めたことは評価できる。

一方で、収支計画と実績に乖離があるため、今後は、より実績に即した計画を作成し、魅力向上と安定経営の双方に配慮したうえで、事業を推進していただきたい。

社会的責任・市の施策との整合性

B

社会的責任・市の施策との整合性については、おおむね適正に取り組んでおり、一定評価できる。

総合評価

B

・大阪城公園及び各施設の維持管理については、おおむね本市が定める水準どおりの効果が得られた。魅力向上事業についても、大阪城公園の賑わいの創出や利便性向上に繋がる様々な事業を実施し、公園の利用促進に取り組んでおり、評価できる。

・コロナ禍に直面した課題を踏まえ、観光客だけではなく、市民にも愛される公園をめざし、歴史的・文化的魅力をアピールできるイベント等を実施するとともに、大阪城公園の景観特性を活かした植栽・庭園管理に引き続き努めていただきたい。

・万博を機に、インバウンドを中心に来園者の増加が見込まれる。DX等の活用によるオーバーツーリズム対策や、魅力的なナイトコンテンツを検討し、観光地として一層の魅力向上に努めていただきたい。

・コロナ収束後は収支状況も回復してきたことから、その収益を還元し、大阪城公園の管理運営及び魅力向上事業に引き続き取り組んでいただきたい。

5年評価結果

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議会報告資料(評価概要)

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評価基準

S:事業計画又は本市の定める水準の想定を大幅に上回る効果が得られた。

A:事業計画又は本市の定める水準で想定した以上の効果が得られた。

B+:おおむね事業計画又は本市の定める水準どおりの効果が得られており、評価すべき良点がある。

B:おおむね事業計画又は本市の定める水準どおりの効果が得られた。

B-:おおむね事業計画又は本市の定める水準どおりの効果が得られたが、改善すべき点がある。

C:事業計画又は本市の定める水準で想定した効果が得られていない。

評価の経過

5年評価専門委員会議

・第1回専門委員会議 令和6年10月11日(金曜日)

(大阪城公園パークマネジメント事業5年評価の評価項目について意見聴取など)

・第2回専門委員会議 令和6年12月6日(金曜日)
(事業報告、指定管理者へのヒアリング、一次評価について意見聴取など)

専門委員名・役職

井原 縁(奈良県立大学 教授)

北岡 愼太郎(公認会計士)

坂井 秀弥(奈良大学 名誉教授)

柴田 英杞((独)日本芸術文化振興会 前プログラムディレクター)、(公社)全国公立文化施設協会アドバイザー)

橋爪 紳也(大阪公立大学 特別教授)

(注)敬称略、五十音順

主な委員意見

  • 植栽管理については、前回指摘した事項が改善され、目に見える成果があがっており、未だ課題はあるものの、公園内の整備が進んでいることは評価できる。
  • 来園者の声に応え、利用者目線で整備を行っていること、また、ボランティアと連携して樹木の手入れに取り組んでおり、パークマネジメントで求められる市民協働体制が構築されている点も評価できる。
  • 文化財である史跡の維持に努めるだけではなく、観光地としていっそうの魅力向上を図ることによって収益性を高め、維持管理に還元されたい。また、観光拠点化と並行してオーバーツーリズム対策にも取り組む必要がある。
  • 来春の料金改定による入館者数の変動にも注視しつつ、満足度向上・安定経営の双方に配慮した事業推進を期待する。

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 経済戦略局観光部観光課集客拠点担当

住所:〒553-0005 大阪市福島区野田1-1-86 中央卸売市場本場業務管理棟12階

電話:06-6469-5164

ファックス:06-6469-3896

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