E型肝炎
2025年2月10日
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平成15年8月、兵庫県における野生シカ肉の生食を原因とするE型肝炎食中毒が報告され、初めてE型急性肝炎と特定食品との因果関係が確認されました。近年では、野生鳥獣やブタなどの肉及び内臓の生食や、加熱不十分な状態での喫食による感染が報告されています。
ウシやブタだけでなく、イノシシやシカなどの野生鳥獣についても、肉や内臓を生食せず、十分加熱して食べましょう。
どんな病気?
E型肝炎ウイルス(HEV)の感染によって起こる感染症です。途上国などの衛生状態の悪い地域で多くみられますが、先進国においても時々発生します。
症状は?
- 感染しても症状が出ない場合や軽い場合もあります。
- 肝炎を発症した場合は、発熱、悪心、腹痛、黄疸などが見られます。
- 妊婦が感染した場合、劇症化しやすく死亡することがあります。
感染経路は?
- E型肝炎ウイルスに汚染された食物、水等の摂取により感染します。
- ブタ、シカ、イノシシ、ウシ等の多くの動物がE型肝炎ウイルスに感染することがわかっており、ヒトへの感染源となっています。
予防方法は?
- 手洗いを心がけましょう。
- 肉やレバーは生食を避け、十分に加熱調理してから食べましょう。
- 途上国へ旅行される際は、水道水等の生水、氷入り飲料、生野菜や果物等は食べないように注意しましょう。
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