動物由来感染症 ペットとの付き合い方~安心して動物と楽しくすごすために~
2025年2月10日
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■動物由来感染症を知っていますか?
人間に病気があるように、動物にも病気があります。そして、その中のいくつかの病気は動物から人間へもうつります。
ペットを家族の一員として仲良く暮らすためには、予防についての正しい知識が必要です。
■予防対策は?
- 過剰なふれあいはひかえましょう。
口移しでエサを与えたり、スプーンやはしの共用はやめましょう。 - 動物にさわったら、必ず手を洗いましょう。
とくに、動物の糞や尿を処理した時等はよく手を洗いましょう。 - 動物の身の周りは清潔にしましょう。
飼っている動物はこまめに手入れし、小屋や鳥かご、ペットトイレ等はよく掃除をして清潔に保ちましょう。 - ペットも定期検診で病気の早期発見を!
健康管理に注意し病気を早めに見つけましょう。
■どんな病気があるの?
◎狂犬病
どんな動物からうつるの?
狂犬病に感染した、犬、猫、アライグマ、キツネ、スカンク、コウモリ等から感染します。狂犬病はこれらの動物以外にも、ヒトを含む哺乳類全般に感染することが知られています。
どんな症状?
通常、1~3カ月の潜伏期間の後に発症します。風邪に似た症状から始まり、不安感、恐水症、興奮、麻痺等の神経症状が現れ、数日後に呼吸麻痺で死亡します。発症してしまうとほぼ100%死亡します。
どうやってうつるの?
感染した動物に咬まれる等唾液中に含まれるウイルスと接触することで感染します。日本国内では、1957年を最後に動物での発生は確認されていませんが、2006年に海外で犬に咬まれて感染した人が帰国後に発症して死亡するという事例が報告されています。世界のほとんどの地域で発生があり、今でも年間3~5万人の方が亡くなっていると言われています。
◎オウム病
どんな動物からうつるの?
もともと鳥の感染症です。鳥は保菌していても一見健常で、弱った時やヒナを育てる期間に排菌しやすいと言われています。ペットとして飼育される鳥(インコ、オウム等)の他、自然界にいる鳥(ハト等)にも保菌がみられます。
どんな症状?
7~14日の潜伏期間の後、突然の発熱で発症します。咳、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛、頭痛等のインフルエンザ様症状を呈し、まれに重症化することもあります。
どうやってうつるの?
感染鳥の排泄物に含まれる菌を吸入することによって感染しますが、餌の口移しでの感染も報告されています。国内でも、鳥展示施設での集団発生が報告されています。

◎Q熱
どんな動物からうつるの?
主に家畜(牛、羊等)やペット(猫等)からですが、自然界では多くの動物やダニが保菌しています。感染動物には症状がない(不顕性感染)ことが多いですが、妊娠している動物が感染すると流産や死産をおこすことがあります。
どんな症状?
2~3週間の潜伏期の後に、発熱、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感、呼吸器症状などのインフルエンザ様症状を呈します。発熱は38~40度に及び、2週間程度持続します。
どうやってうつるの?
感染動物の尿、糞、乳汁などに排出されて環境が汚染され、環境中の粉塵やエアロゾルを吸入することで感染します。また、菌は感染動物の胎盤で爆発的に増殖するため、菌を大量に含む胎盤や羊水から感染することもあります。海外では家畜の出産シーズンに感染が発生することが多く、出産時の動物、特に死・流産等をおこした動物の取り扱いには注意が必要です。まれですが、牛や羊の未殺菌乳による経口感染も報告されています。
◎レプトスピラ症
どんな動物からうつるの?
げっ歯類(ネズミ等)が代表的ですが、その他多くの野生動物、家畜(牛、馬、豚等)、ペット(犬、猫等)が保菌動物として、腎臓に菌をもっています。これら保菌動物の尿中に菌が排出されます。
どんな症状?
5~14日の潜伏期間の後に、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、結膜充血等を発症します。重症の場合は、発症後5~8日目に黄疸、出血、腎機能障害等がおこります。
どうやってうつるの?
感染動物の尿や、その尿に汚染された水や土に触れることで経皮的に感染します。また、汚染された水や食物を飲食することで、経口的にも感染します。
・ここで紹介した病気は一例です。
・上記疾患は全て、感染症法で四類感染症に指定されており、診断した医師は届出が必要です。(届出についてはこちらをご覧ください。)
・ペットは愛情と正しい知識をもって、最後まできちんと飼いましょう。
■関連リンク
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