エゾボラモドキ(通称:バイ貝)等巻貝によるテトラミン食中毒にご注意ください!
2024年5月22日
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エゾボラモドキなどの肉食性巻貝は唾液腺(だえきせん)にテトラミンという毒性のある物質を持っています。唾液腺を取り除くことなくエゾボラモドキなどの肉食性巻貝を食べることにより、30分くらいで激しい頭痛等の食中毒様症状を呈します。調理時にテトラミンを含む唾液腺を取り除くことで、テトラミンによる食中毒は予防できます。
バイ貝を食べる前には必ず唾液腺(だえきせん)を取り除きましょう!
原因となる巻貝
エゾボラ
殻長:約24cm
重量:約1kg
殻の色:茶色もしくは肌色
©ぼうずコンニャク
エゾボラモドキ
殻長:約16cm
殻の色:均一な茶褐色
©ぼうずコンニャク
ヒメエゾボラ
殻長:約8cm
殻の色:真っ黒なものから白色、焦げ茶色、黒緑等多彩
©ぼうずコンニャク
毒素について
これらの巻貝には、テトラミンという毒素が含まれていることがあります。
テトラミンは季節による毒量の変化がなく、熱に安定なので、加熱調理してもなくなりません。また、個体差があり、1個食べただけでも食中毒となることがあります。
局在部位:
唾液腺(だえきせん)(普通腹巻きと呼ばれる外套膜をめくった下にある1対のアズキ粒大の淡黄色のもの)
【左の写真】
殻から身を取り出し、貝のフタの部分を下にして中心を切り開いたところ
赤点線で囲んだ部分が「唾液腺」です。この部分を取り除いてください。
この写真は、滋賀県のご厚意により掲載させていただいております。
症状:
食後30分くらいで後頭部に激しい頭痛を生じ、めまい、酩酊(めいてい)感(船酔感)、足のふらつき、視力減退、口唇のシビレ、吐き気等を呈しますが、2~3時間で回復します。
唾液腺の除去方法
バイ貝の調理にあたっては、次の図に従って唾液腺を必ず除去しましょう。
この図は、滋賀県のご厚意により掲載させていただいております。
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