大阪公立大学との「大阪市地域・職域連携」に関する共同研究について

　大阪市健康局では公立大学法人大阪と共同研究契約書を締結し、「大阪市の健康寿命延伸に向けた地域・職域連携推進の基盤構築」に関する共同研究を行います。

　「大阪市の健康寿命延伸に向けた地域・職域連携推進の基盤構築」に関する共同研究

　健康寿命の延伸のためには、若い世代から生活習慣病予防に継続的に取り組むことが必要です。しかし、青壮年の方が多くを占める職場での健康支援は事業所による差が大きいため、地域と職域で健康情報や保健サービスを共有・活用することによって、効果的・効率的な保健事業の展開を進めていくことが求められています。

　そこで、大阪市での地域・職域連携を推進することを目的とし、大阪公立大学と共同研究を行うことになりました。この研究では、特定健康診査データの分析結果を用いて健康課題を見える化し、健康課題の解決と取組について、地域・職域連携の場で検討できる基盤の構築をめざします。これにより、大阪市民の健康増進に資する根拠や解決策を創出し、効果的な健康づくりにつなげていきます。

　2025年9月25日～2030年3月31日

　利用する情報は、2023年度に大阪市国民健康保険の加入者で特定健康診査を受診した方の結果データです。大阪市国民健康保険加入者の特定健康診査の結果データと大阪市国民健康保険加入者以外の特定健康診査を受診した方の結果データを統合して再集計し、各区の健康課題を検討するための根拠データと見える化資料を作成します。これらをもとに各区における健康課題を検討し、青壮年層における健康課題解決に向け、地域保健と職域保健が連携した取組につなげていきます。

　個人の属性（性別、年齢、居住区など）と特定健康診査で行われた問診項目や検査項目の結果を提供します。

　個人情報の漏洩を防ぐため、大阪市役所内において個人を特定できる情報はすべて削除した後に大阪公立大学に提供します。提供したデータの集計と分析、見える化資料作成は大阪公立大学がアビームコンサルティング株式会社に業務委託します。

　個人を特定できる情報は一切含まれないので、この研究の実施過程やその結果の公表（学会発表や論文など）において、個人が特定されることはありません。

　大阪公立大学大学院看護学研究科　地域看護学

　教授　都筑　千景

　〒545-0051 　大阪市阿倍野区旭町1丁目5番17号

　06（6645）3511（代表）

　提供する情報（国民健康保険加入者の特定健康診査結果データ）は次の機関と利用します。

　大阪公立大学大学院看護学研究科　地域看護学　都筑千景

　大阪公立大学大学院医学研究科　公衆衛生学　大藤さとこ