共同溝の建設
2022年4月22日
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大きな役割を果たす共同溝
共同溝は、都市生活に必要不可欠な電話・電気・ガス・水道・下水道などの公益施設を道路の地下にまとめて収容する鉄筋コンクリートの構造物です。これにより道路の掘り返しをなくし、道路交通の円滑化と災害時でも安定した供給を保つことができます。

共同溝の役割
道路の掘り返しの防止
水道・ガスなどの各種公益施設は、ほとんど道路の地下に埋設されていますので、需要の変化に対応するためにはそのつど道路を掘り返さねばなりません。この埋設工事は、交通渋滞を引き起こすなど、市民生活に影響を与える一因となっています。
共同溝をつくれば、再三にわたる掘り返しがなくなり、長期にわたって円滑な交通を確保することができます。
道路空間の有効利用
通常各公益施設は、歩道や車道の下にそれぞれ別々に埋設されています。これら埋設物件は敷設替え時に掘り返した際に、隣接施設に影響を及ぼさないよう間隔を開けて配置されています。
共同溝を整備すれば、これら公益施設も整理統合してコンパクトに収容することができ、貴重な道路空間の有効利用がはかれます。
災害の防止
共同溝は、地下に設けられたコンクリート構造物であるため、台風や火災などによって被害を受けることはほとんどありません。また、地震の時も地上の構造物ほど直接影響を受けにくいといわれています。
共同溝内では、各公益施設はコンクリート壁によって相互に隔離されていますので、万一の場合でもガス管と電力線が直接触れ合うようなこともありません。
また公益施設の収容状態がひと目で識別できるほか、ガス漏れを自動的に通報する装置なども設置されています。
大阪市内の共同溝事業

国道479号諏訪共同溝


諏訪共同溝の断面図

諏訪共同溝に使用したシールド機
国道479号清水共同溝


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