戎橋(えびすばし)
2016年12月26日
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歴史・文化
戎橋は、道頓堀川の開削とほぼ同時に架けられたと考えられる。
橋名の由来は今宮戎との関連が考えられるが定かではない。
また橋の南側に操り芝居の小屋があったことから操橋(あやつりばし)とよばれたこともあった。
さらに明治維新の直前、慶応3年(1867)に幕府が“戎”という外国人をさげすむ言葉の使用を禁止、一時的に永成橋と改名されたこともある。
戎橋は今宮戎への参道にあたり、また千日墓地への墓参や橋の南側にできた芝居小屋などへ行く多くの人々に利用されてきた。橋の維持管理は周辺の町が担当。記録によると元禄7年(1694)の修理工事から明治11年(1878)に鉄橋に架け替えられるまでに13回の修理および架替工事が行われた。
架替前の戎橋は大正14年(1925)に架けられたもので、70余年経過し老朽化が進行しているため、道頓堀川水辺整備事業に併せて架替を行った。戎橋は心斎橋筋の利用者のみならず観光客に親しまれてきたことから、国内外を対象にデザインコンペを実施し広くアイデアを募り、その最優秀作品に基づき、架替事業をすすめ、平成19年11月に橋梁部が完成した。
現在の戎橋は、円形を基本とした橋上広場で劇場性を表現しつつ、広場に沿ってスロープを取り入れることで、水辺へ降りながら移りゆく景色を眺める楽しさなどを考慮し、このようなデザインとなった。
今後も、多くの利用者に親しまれる戎橋を整備することによって、水辺整備とあいまって道頓堀川の賑わいのある景観の創成、さらには御堂筋の新たな魅力の向上を図ります。
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