田蓑橋(たみのばし)
2023年2月1日
ページ番号:23617
諸元・アクセス
橋長:82.3m
幅員:14.7m
形式:桁橋
完成:昭和39年
行政区:北区、福島区
河川名:堂島川
アクセス:京阪中之島線 渡辺橋駅 1番出口
およそ200m 徒歩4分
大阪シティバス「田蓑橋」
歴史・文化
田蓑橋は元禄時代、堂島開発によって架けられた橋の一つである。それぞれの橋には大坂に古くから伝えられた由緒ある橋の名や歌枕として有名な地名などから採って付けられたが、田蓑は古代の大阪にあったとされる八十八島の一つ、田蓑島に由来する。
橋の周辺は各藩の蔵屋敷が建ち並んでいた。南西側にあった広島藩の蔵屋敷の塀際には、蛸の松という姿の良い松の巨木があり、名所になっていた。近年、広島藩の蔵屋敷跡の発掘調査が行われ、大規模な舟入の構造などが確認された。
田蓑橋が近代橋になったのは第1次都市計画事業によってである。現在では見られないが、優美な形のコンクリートアーチで、戦前の大阪の橋の中でも屈指の美しい橋であった。この橋の設計にあたって、大正13年に行われた大江橋の意匠設計コンペの第3等の作品が参考にされた。
ロマネスク風のデザインをもった名橋も地盤地下には勝てず、上部工が架け替えられた。橋体を出来るだけ軽くするために鋼床版桁が用いられている。
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