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浜中津橋(はまなかつばし)

2016年12月26日

ページ番号:29236

諸元・アクセス

浜中津橋写真

橋長:22.40m
幅員:4.50m
形式:トラス橋
完成:昭和10年
行政区:北区
河川名:旧長柄運河
アクセス:阪急電鉄 中津駅 
     およそ600m 徒歩10分
     大阪シティバス「中津六丁目」

歴史・文化

 わが国最初の鉄道用鉄桁として、明治7年(1874)開通の大阪-神戸間に使用されたトラス橋の一部が、道路橋に改造されて今なお大阪市内で使用されている。その元の桁の製作は明治6年(1873)と考えられているので、大阪市内には、緑地西橋(旧心斎橋)とともに、最古の道路橋、鉄道橋が揃っていることになる。

 大阪―神戸間のトラスは、橋長70ftのもので、武庫川の12連をはじめとして、合計39連が架設された。最終的には複線用として使えるように設計されたが、当初は単線用として開通させたので、側部用の一つと中央用の2列のトラスで構成した。材質は錬鉄で、イギリスからの輸入品である。

 明治29年(1896)に複線化されたとき、新しく追加された部分も最初の設計思想を生かすべく、特に錬鉄が使われた。

 下十三川橋梁の9連(主構数27)は、新淀川の開削により明治33年(1900)頃撤去され、明治42年(1909)開通の道路の長柄橋へ11連、十三橋の長柄運河部へ1連が転用された。これは十三橋の架け替えにともなって昭和10年(1935)、すぐ近くの付け替え道路に再転用された。これが現在の浜中津橋である。

 この際、長さが不足したため、継ぎ足し延長を行ったほか若干の補強を行っているが、全体の形態は大きくは損なわれておらず、その雰囲気はよく伝えられている。

 また2本の主構は、3種類ある元の鉄道橋の中央用、当初の側部用、追加の側部用のいずれかという点は、実測の結果、下流側のものは明らかに太く中央用、また上流側のものは、横桁を載せた跡などから、追加の側部用のものと、それぞれ判断された。

 

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