ページの先頭です

大阪市下水処理場消化ガス発電事業(FIT制度活用)

2019年8月30日

ページ番号:283106

 大阪市下水処理場では下水汚泥を減量化する目的で消化(発酵)処理を行っております。その過程で発生する消化ガス(バイオガス)については、有益な再生可能エネルギーであることから、消化槽の加温やガス発電により有効利用しております。

 大阪市では、平成19年より津守下水処理場において消化ガス発電PFI事業を行っておりますが、消化槽を備える大野・海老江・住之江・放出の4処理場では、一部未利用の消化ガスがありました。そこで、未利用ガスのより一層の活用を図り、再生可能エネルギーの利用拡大並びに環境に配慮した循環型社会の形成に貢献するために、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を活用した消化ガス発電事業を行うことといたしました。平成27年5月1日に事業者と契約し、施設整備の完了した処理場から順次維持管理・運営を開始し、平成29年4月に4処理場全てにおいて発電を開始いたしました。

事業概要

 下水処理場内において、民間事業者は自らの資金にてガス発電施設を整備し、発電事業者として、FIT制度を活用して、電力会社へ電力を販売します。発電に伴い発生する廃熱は、消化槽の加温に利用し、効率的なエネルギー利用システムを構築します。民間事業者は売電収入により本事業における設計・建設・維持管理運営・撤去までの経費をすべて賄います。

 市は民間事業者への消化ガスの売却益及び土地の占用料をもって収入を得ます。

事業イメージ図

事業イメージ
別ウィンドウで開く

事業対象箇所

事業期間

事業期間一覧
別ウィンドウで開く

(注)平成29年4月の発電開始を目指しておりましたが、発電施設の設計・施工が順調に進捗したことから、大野下水処理場、海老江下水処理場、住之江下水処理場では維持管理・運営開始が早まりました。

発電事業者

 代表企業:Daigasエナジー株式会社(令和2年4月1日 株式会社OGCTSから社名変更)

 構成企業:月島機械株式会社

 構成企業:月島テクノメンテサービス株式会社

施設概要

施設概要一覧
別ウィンドウで開く

(注)平成30年7月4日に2台増設して全30台運転

  • 消化ガス発電利用量 : 約1,380万Nm3/年 (消化ガス発生量は4処理場合計で約1,800万Nm3であり、残りは消化槽の加温に全量有効利用される)

事業効果

契約事業者の提案による事業効果(4処理場合計)は以下のとおりです。

  • 発電量:約2,580万kWh/年 (一般家庭約7,100世帯分の年間電力消費量に相当)
  • 温室効果ガス削減量:約13,000t-CO2/年 (大阪城公園約16個分の森林が1年間に吸収する量に相当)
  • 本市収益(税抜):約3.3億円/年(土地占用料を含む)

SNSリンクは別ウィンドウで開きます

  • Facebookでシェア
  • Xでポストする

探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先

建設局下水道部調整課(事業計画担当)
住所: 〒559-0034 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビルITM棟6階
電話: 06-6615-7594
ファックス: 06-6615-7690

メール送信フォーム