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中華人民共和国

2022年3月2日

ページ番号:448200

「国際花と緑の博覧会」当時の中華人民共和国庭園





「国際花と緑の博覧会」出展の記録

  • テーマ:自然と文化との巧みなる調和
  • 敷地面積:2,000平方メートル
  • 展示植物:クロマツ/オヒョウモモ/キンモクセイ/シダレヤナギ/ヒラドツツジ/クロチク/ハチク/ナンテン/フジ/ボタン/オカメザサ/シャクヤク/シュンラン/リュウノヒゲなど63種
  • 中国は、上海、蘇州の水郷地方の庭園をモデルに出展した。
     庭園の正門にあたる垂花門をくぐり、回廊をすすんだ所には、四方向に窓あるいは扉が設けられた主亭となる四面庁が建てられた。
     池の水面に突き出して建てられた石舫と呼ばれる建物は、水郷地方で盛んに催された船遊びで使われた船を象徴するものであり、大阪市と上海市の友好都市を記念するものとして設置された。また四面庁の北側には、大湖石の石組によって作られた庭が設けられた。この大胡石は大胡がまだ海だったころ、海底の石灰岩が海水の浸食によって奇妙な穴が空けられてできたものである。これらの建物の建材、瓦、舗石、塗料、庭石などは、すべて中国から搬入された。
     庭園には、日本国内で調達されたタケ、クロマツ、イチョウ、シダレヤナギ、サルスベリなどが植栽され、水郷地方の豊かな自然の風景が表現された。庭園の奥まった所には、方亭と呼ばれるあずま屋が設けられ、庭園の外周は竜の背中をかたどった白壁で囲まれ、塀や壁には所々に独特の「のぞき窓」が設けられている。
     中国庭園は、中国建築工程総公司の指導で、上海園林工程公司の約30名の技術者により約4か月かかって建設された。会期中は、横笛や笙の演奏、中国民族舞踊が催され、中国の美術・工芸品、盆栽などの展示、物産品の販売なども行われた。

【出典】財団法人 国際花と緑の博覧会協会,『国際花と緑の博覧会 公式記録 花と緑』,221ページより

【協力】公益財団法人 国際花と緑の博覧会記念協会

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