イタリア共和国
2022年3月2日
ページ番号:448207
「国際花と緑の博覧会」当時のイタリア共和国庭園
「国際花と緑の博覧会」出展の記録
- テーマ:イタリアの庭園の伝統と進化
- 敷地面積:1,000平方メートル
- 展示植物:ソメイヨシノ/ヤマザクラ/アセビ/アベリア/キリシマツツジ/ジャノメエリカ/バラ(ラ・セビリアーノ)/シャガ/ショウブ/コウライシバの10種
- イタリアは、ルネサンス期の古典的な庭園様式をベースに、現代感覚を取り入れた庭園を出展した。16世紀に発達したイタリアルネッサンスの庭園様式は、自然の高低差を利用して階段状に水を落とすカスケード(階段滝)を主軸とするのが特徴である。
花の万博に出展された庭園はシンプルなデザインで、中央に主軸としてカスケードが設けられ、そこから左右垂直方向に美しいイタリアタイルが張られた袖廊とツルバラをはわせたトレリスが取り付けられた。
パノラマ的な「コルドナタ」(少しずつ傾斜のついた階段を上がって行く通路)が庭園の山から谷までを貫きコルドナタに沿って、片側には水がさまざまな動き見せるカスケードが流れ、もう片側にはツツジが植栽された。
この庭園の大きな特徴は、通路に沿って規則的に続く袖廊とサード・ファイアである。カスケードの流れの中に据えられたサード・ファイアのガラスは、水の流れにカラフルな波状の模様を作り出し、夜には色鮮やかな光の中にキラキラと水がきらめく演出がされた。
庭園下部の部分は大阪市の姉妹都市であるミラノ市の出展で、曲線の遠路沿いには、ツツジ、アセビ、アベリア、ジャノメエリカ、バラ、シャガ、ショウブなどが植栽された。
【出典】財団法人 国際花と緑の博覧会協会,『国際花と緑の博覧会 公式記録 花と緑』,227ページより
【協力】公益財団法人 国際花と緑の博覧会記念協会
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