モロッコ王国
2025年4月1日
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「国際花と緑の博覧会」当時のモロッコ庭園



「国際花と緑の博覧会」出展の記録
- テーマ:モロッコの庭―植物・花を通して見たモロッコ
- 敷地面積:300平方メートル
- 展示植物:ゲッケイジュ/ザクロ/ワシントンヤシ/バラ/ブッドレア(フジウツギ)/キョウチクトウ/フジ/アガパンサス/ゼラニウム/ローズマリーなど20種
- モロッコ庭園は、庭の周囲が塀で囲まれた「リヤド」と呼ばれるイスラム様式の中庭をモデルに作られた。リヤドは、カサブランカ、マラケシュ、フェズなどの都市の古い家屋には必ず見られるものである。
庭園は、キオスクと呼ばれるあずま屋、パーゴラ、噴水、壁泉、ゲート、タイル舗装の園路と花壇で構成された。
噴水と壁泉は、ゼリージといわれるモザイクタイル模様で飾られた。ゼリージとは、直径1~3センチメートルほどの細かいモザイクタイルを組み合わせて色鮮やかな幾何学模様を描き出す、モロッコの伝統技術である。ゼリージの製作には、2人の熟練したモロッコ人技術者が来日して担当した。
庭園では、モロッコの民族音楽が流れ、美しい民族衣装をまとったモロッコ人女性による、陶器、皮細工など特産品の展示即売も行われ、日本国内で調達されたザクロ、ワシントンヤシ、イチジク、オリーブなどが植栽され、バラ、ニチニチソウなどの花が美しく植えられた。
【出典】財団法人 国際花と緑の博覧会協会,『国際花と緑の博覧会 公式記録 花と緑』,230ページより
【協力】公益財団法人 国際花と緑の博覧会記念協会
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