セイシェル共和国

• テーマ：人類は自然の一部
• 敷地面積：200平方メートル
• 展示植物：カナリーヤシ／バショウ／ワシントンヤシ／キリシマツツジ／ヒイラギナンテン／ヒペリカム・カリシナム／ポテンチラ／アメリカイワナンテン／ベニシタン／オニヤブソテツなど21種
• 西インド洋に浮かぶ地上の楽園セイシェルは、自然保護区が国土の42％を占め、世界でも屈指の自然保護に力を入れている国をアピールする展示とした。
  　この庭園では、雄と雌の2本のフタゴヤシが植栽された。115の島からなるセイシェルの中でもブララン島の巨人の谷にしか群生しないフタゴヤシは、高さ40メートルにもなり、葉が幾重にも生い茂り、ヤシの実が2個結合してお尻のように見えるうえ直径40センチメートル、重さ20キログラムにもなる世界最大の種子をつける。同庭園には、高さ13メートルの実をつけた雌株と10メートルの雄株がセイシェルから運ばれ、植栽された。
  　庭園の花壇は、それぞれマヘ島、ブララン島、ラティーク島、バード島の形状をかたどって作られた。
  　セイシェルの民家を模して作られたパビリオンでは、同国の自然保護活動の紹介や特産物の展示販売も行われた。

【出典】財団法人　国際花と緑の博覧会協会,『国際花と緑の博覧会 公式記録 花と緑』,243ページより

【協力】公益財団法人　国際花と緑の博覧会記念協会