ブータン王国
2025年4月1日
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「国際花と緑の博覧会」当時のブータン王国庭園



「国際花と緑の博覧会」出展の記録
- テーマ:ヒマラヤの花と仏教文化
- 敷地面積:750平方メートル
- 展示植物:クスノキ/ヒマラヤスギ/サラサドウダン/シャクナゲ/ビヨウヤナギ/タニウツギ/ハコネウツギ/ヒマラヤユキノシタなど24種
- ブータンは、首都ティンブーにあるラマ教の僧院を再現したパビリオンとヒマラヤから運び込まれた石や仏塔などを設置したロックガーデンを出展した。
パビリオンは、ブータンの宮大工により製作され、柱や梁に彫られた彫刻や装飾は、ブータン王国の歴史と仏教文化を伝える逸品となった。パビリオンの1階は、ヒマラヤの環境を人工的に作り出した「ヒマラヤ・ガーデン」で構成され、ヒマラヤのウスユキソウ(ドイツ名:エーデルワイス)や、サクラソウ、ヒマラヤノビレダイオウなどの高山植物が咲き揃い、中でも国花であるメコノプシス属の“青いケシ(ブルーポピー)”は珍しい薄青紫色の花を咲かせ人気を集めた。
庭園には、ヒマラヤの石や仏塔、香炉、また、流れや池が配置され、特に庭園中央には直径1メートルの「マニ車」が設置された。これは、1回廻すだけで中に納められた100万巻の経を唱えたと同じ功徳が得られるといわれるものである。庭園の周囲にはシラカシ、ヒマラヤスギなどの高木、シャクナゲ、ジンチョウゲ、ウツギなどの低木が植栽され、花壇にはヒマラヤユキノシタなどが展示された。
【出典】財団法人 国際花と緑の博覧会協会,『国際花と緑の博覧会 公式記録 花と緑』,252ページより
【協力】公益財団法人 国際花と緑の博覧会記念協会
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