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アイルランド

2022年3月2日

ページ番号:465465

「国際花と緑の博覧会」当時のアイルランド庭園



「国際花と緑の博覧会」出展の記録

  • テーマ:アイルランドの歴史と伝説
  • 敷地面積:350平方メートル
  • 展示植物:ケヤキ/シラカバ/ハシバミ/モモ/アカマツ/イチイ/トクサ/ハナショウブなど25種
  • アイルランドは、ケルト族の歴史と伝説の世界を再現し、5,000年前の古墳・ニューグランジュを模した築山と池のある石造りの庭園を出展した。ニューグランジュとは、天文学的にもユニークな構造で、毎年冬至をはさんだ7日間だけ太陽の光が古墳内の埋葬室と通路を早朝17分間だけ照らすように設計されたものである。
     エントランスには、アイルランドから運ばれた巨大なモニュメント石が設置され、伝説の世界へ導いていた。洞窟を抜けると、ケルト族の超自然的世界の不老郷のシンボルである、池と石造りの庭園が広がり、池のほとりではアイルランドのハープ奏者によるハープ演奏が行われた。 
     池にはトクサ、ハナショウブ、カキツバタなどが植栽された水中花壇を設置。池を巡る周路には石橋が架けられ、そこから古墳のある築山全体を眺められるように設計された。古墳頂上の緑の芝生の斜面にはケヤキ、アカマツ、シラカバ、ヒイラギモクセイなどが植栽され、アイルランドの自然が表現された。庭園の奥まった所には、アイルランドの修道士が瞑想するためにこもった石積みの小屋が建てられ、この中には新しい生命を象徴するクリスタル製の鳩が納められた。また、死を象徴する、カシの埋もれ木に止まったカラスの彫刻が庭園の奥に展示された。

【出典】財団法人 国際花と緑の博覧会協会,『国際花と緑の博覧会 公式記録 花と緑』,212ページより

【協力】公益財団法人 国際花と緑の博覧会記念協会

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