「大阪市下水道事業経営戦略」

　大阪市建設局では、下水道事業のあるべき姿を実現するため、令和3年度から令和12年度までの10年間の経営の基本計画となる「大阪市下水道事業経営戦略」を策定しました。

  「大阪市下水道事業経営戦略」の投資・財政計画としては新型コロナウイルス感染症のような特殊な要素は排除して、平常時の社会経済情勢を前提に、必要な建設投資に対する財源確保のあり方を示したものを本来あるべき計画として策定しました。また、新型コロナウイルス感染症の影響も含め、直近の社会経済情勢を反映した収支見通しについては、別冊に示しています。

　下水道事業の収支見通しについては、下水道事業が将来にわたって安定的な事業経営を推進していくために、直近の状況を反映し、現時点での一定の前提条件のもとで試算したものであり、今後の社会経済環境の変化等により変動することも考えられるため、予算や決算を考慮したうえで、変動要因を反映し、収支見込みを更新していきます。

　大阪市建設局では、安定した下水道事業の経営に向けて事業進捗の自己評価を年度ごとに行い、進捗状況や社会情勢の変化を踏まえ、PDCAサイクルの確立を通じて、計画的経営を実現するとともに経営の適正化に努めます。

　事業の整備目標に基づき年度ごとに自己評価を行い、整備目標に未達成の事業は、課題となる事項の抽出を行い、整備目標の達成に向けた課題解決を図り、適時、進捗管理を行います。