街路樹・公園樹の安全対策事業について
2025年4月21日
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安全対策事業について
大阪市では、昭和39年の「緑化百年宣言」を契機として、街路樹や公園樹をはじめとした緑の量的拡充に重点をおいて、市民・事業者・行政が一丸となって緑化に取り組んできました。
街路樹については、美しく統⼀感のある街並みを創出するとともに、都市の季節感を演出し、日射遮蔽や風の抑制、ヒートアイランド現象の緩和など都市環境の改善に寄与しています。さらに、⽕災発⽣時の延焼を防⽌するなど、災害に強いまちづくりを推進していく上でも重要な機能を果たしています。
公園樹は、都市に季節感や潤いをもたらし、都市のイメージを高めるとともに、生物の生息環境になるなど様々な機能を有しており、大きく育った公園樹は、本市の貴重な緑となっています。
しかし、長い年月をかけて生長した多くの樹木が大木化・老木化した結果、街路樹では、樹勢が衰えてきたものや、通行障害、視認障害・視距阻害など安全な道路交通に支障を来すおそれが生じ、また公園樹では、樹勢が衰えてきたものや、民有地への越境、公園施設の損壊など公園内外の安全に支障を来すおそれが生じるようになりました。
さらに、平成30年の台風21号では、健全な樹木でさえ倒木し、公園隣接地の家屋や車両等の市民の財産に被害を及ぼすなど、自然災害により重大な被害が発生するリスクも顕在化してきました。
そこで大阪市では、安全対策事業として、市民の安全・安心に影響を与える街路樹・公園樹の撤去・植え替えを平成30年度から令和6年度にかけて実施しました。(街路樹・公園樹ともに事業は完了しております。)

1 経過
街路樹においては、まず、平成30年度から令和2年度の3ヵ年で、健全度が低下した樹木や、根上がりを起こしている樹木、交差点の見通しを遮っている樹木など、道路交通安全上の支障を来している緊急性の高い街路樹(高木)約9,000本を撤去し、植え替えを行いました。
令和4年度からは6年度までの3ヵ年で、現時点で舗装が著しく損傷していないものの、根上がり等の現象が既に発生しており、今後さらに根上がり等が進行することで、安全な道路交通に支障を来すおそれのある街路樹(高木)約2,600本、および小学校周辺道路等において、生長が早く、歩行者の飛び出しなどの視距阻害が発生しやすい街路樹(低木)の撤去・植え替えを実施しました。
公園樹においては、令和2年度から令和5年度の4ヵ年で、都市公園の樹木を起因とした事故等を未然に防止し、公園利用者等の安全・安心を確保するため、健全度が低下した樹木のほか、民有地への越境、公園施設の損傷などを起こしている公園樹(高木)の撤去・植え替えを実施してまいりました。


2 よくある質問(Q&A)
よくお問い合わせいただく質問と、その回答(Q&A)を掲載しています。


Q1.撤去後はどんな樹木を植えるのか
A1.対象樹木の撤去後の植え替えは、将来、樹木が生長した際に、健全な生育に必要なスペースが確保できる場所には高木を植栽しています。また、高木を植栽する十分なスペースがない場合でも、植栽環境に応じて中低木等の植栽を行っています。

Q2.街路樹撤去・更新の実施本数は
A2. ・平成30年度※~令和2年度(高木)9,921本
・令和4年度~令和6年度(高木)2,572本
※平成30年度の実施本数には、台風21号による倒木などの撤去・植え替えを含む

Q3.公園樹撤去・更新の実施本数は

A3.令和2年度~令和6年度(高木) 6,898本
その他、地元要望を踏まえ、別紙対応方針のもと、経過観察としている樹木があります。
〈経過観察としている樹木〉
高津公園(中央区) 10本
御津公園(中央区) 2本
扇町公園(北 区) 1本

3 問合せ先

大阪市建設局公園緑化部緑化課 電話06-6615-6891
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このページの作成者・問合せ先
大阪市 建設局公園緑化部緑化課
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビルITM棟4階
電話:06-6615-6891
ファックス:06-6615-6070