自主防災組織
2024年2月29日
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概要
大規模な災害では、火災や道路の寸断などのさまざまな被害が広範囲に発生しますので、被害を軽減するため、お互いに協力し合うことが必要です。
防災という共通の目的をもって活動する地域の皆さんの集まりを「自主防災組織」と言います。
地域では、自主防災組織が中心となって、平常時には防災知識の習得のための講演会の開催や各種訓練の実施、災害時には初期消火、救出、救護、避難誘導、避難行動要支援者への支援などの取組みを行います。
【自分の身は自分で守る】
大きな災害が発生したとき、地域は次のような状況に見舞われることがあります。
- 道路が不通になり、防災機関の活動が困難になります。
- 電話・水道・電気が止まり、防災機関への通報や消火活動に支障をきたします。
- 同時に多数の場所で被害が出て、防災機関の活動が分散します。
以上のことから、速やかな救助が行われないことも想定されるため、各自・各家庭で災害に備えることが重要です。
【自分たちのまちは自分たちで守る】
○自助・共助が命を救う!
「自助」とは、自分(家族)の命を自分(家族)で守ること。「共助」とは、地域の皆さんで互いに助けあうことです。
阪神・淡路大震災では、建物などの下敷きになった人の98%が「自助」(家族)や「共助」(地域の皆さん)により助けられ、「公助」(公的機関)により救出された人は1.7%だったとの記録が残っています。一方で防災・減災に向けた対策や、皆さまへの正確かつ迅速な情報の提供などは「公助」による取り組みが重要です。
災害被害を軽減するには、「自助」「共助」「公助」の連携が重要です。
【平常時の活動】
地域の防災活動でまず重要なのは、防災上の知識、活動の必要性や重要性を一人ひとりに理解してもらうことです。
それぞれの地域では、自主防災組織が中心となって、防災訓練や災害図上訓練、地域の防災マップづくりなどが行われています。
詳しくは「市民防災マニュアル(自主防災組織)」をご確認ください。
地域の自主防災組織の取り組みなどの詳細は、各区役所の防災担当にお問い合わせください。
【災害時の活動】
- 消火活動:出火防災及び初期消火活動
- 救出・救護活動:負傷者の救出、救護所への搬送、救護者の介助
- 避難誘導活動:避難場所・避難所への避難誘導
- 要支援者への支援:避難場所・避難所への避難支援
- 避難所運営支援:水や食料などの配分、炊き出しなど