「小学校区教育協議会―はぐくみネット―」事業
2025年2月25日
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「小学校区教育協議会―はぐくみネット―」事業

「小学校区教育協議会―はぐくみネット―」事業とは
学校・家庭・地域が一体となり、幅広い地域住民の参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支える「学校を核とした地域づくり」をめざし、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動を、国においては「地域学校協働活動」として進めており、大阪市では、小学校区においては「小学校区教育協議会―はぐくみネット―」事業を基盤として地域学校協働活動を進めています。
「小学校区教育協議会-はぐくみネット-」は、大阪市において地域学校協働本部として、地域社会の共有財産である小学校を核とし、地域社会の中で、子どもの健全な育成をめざす教育コミュニティづくりを目的に、様々な活動を実施することとしています。
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また、はぐくみネットの取り組みの要となる、はぐくみネットコーディネーターは、地域学校協働活動推進員として大阪市教育委員会から委嘱されています。
はぐくみネットコーディネーターとは
地域と学校が協働した活動を進めていくために、地域の住民の方々や学校関係者との連絡調整、活動の企画・調整等を担っている、学校・家庭・地域をつなぐためのコーディネートをする大阪市教育委員会から委嘱されている市民ボランティアです。
「はぐくみネットコーディネーターの活動の手引き」が発行されました!!
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各校区の取り組み紹介

島屋小学校区「水鉄砲スプラッシュ」
8月下旬の、日差しのまだまだ強い晴れ渡った青空のもと、島屋小学校では「水鉄砲スプラッシュ」が開催されました。
小学校の中庭を使って、低学年・高学年に分かれて、さらにそれぞれ10人対10人で二手に分かれ、持ってきた水鉄砲でお互いに、胸と背中につけている的に向かって水をかけ合います。補助で入っている大人たちも巻き込んで、大盛り上がりです。
このイベントの始まりは、コロナ禍でUSJの「スプラッシュ」がなくなったので、何か子どもたちのために楽しいことができないか、と考えて、4年前から地域で始まったのがきっかけだそうです。
当初は、地域の多目的広場を使って行われていたこの取り組み、令和5度から小学校の中庭を会場に実施するようになったそうです。
令和5年度からPTAが中心となり、地域と連携して実施しているこの取り組みは、取り組みの中心を担うようになったPTAの5月に役員が決まってから、2~3回打合せをして実施に臨んでいるのだとか。
暑さに負けない子どもたちの、元気いっぱいの笑顔が弾けている素敵なひとときでした。

春日出小学校区「わいわいカーニバル」
9月末の土曜日、春日出小学校で、「わいわいカーニバル」が開催されました。
オープニングでは、運動場で太鼓保存会によるお祭り太鼓が威勢のいい響きで大いに盛り上がっていました。
来校した子どもたちは、受付でまず3つの腕輪をもらって、思い思いのコーナーに参加していきます。
運動場や周辺の教室を使って、PTAや地域の皆さんが創意工夫を凝らして、輪投げや魚釣りやプラバン、太鼓体験やたこせんべいなど子どもたちが楽しめるよう、様々なコーナーが作られています。
はぐくみネットのコーディネーターさんたちは、スマートボールを出店されていて、こちらも大盛況でした。
この取り組みは、令和5年度、PTAと地活協とが、別々にやっていた取り組みを、今回、PTAと地活協との共催で、小学校を会場に大々的に実施されているそうです。
また、「わいわいカーニバル」のPRについては、学校側のご協力を得て、構内だけでなく各クラスの教室でもポスターを貼ってPRを行うことで、大勢の子どもたちの参加につながっています。
子どもを中心に、地域の大人たちや様々な団体がつながっていると感じられる、素敵な取り組みです。
子どもたちの、弾けるような歓声や、楽しそうな笑顔と大人たちが活き活きと動き回っておられる姿がとても印象的でした。

四貫島小学校区「4年生環境自然学習 ヨシ筆づくり」
10月下旬、授業の環境学習として、四貫島小学校の4年生を対象に「環境自然学習 ヨシ筆づくり」が開催されました。
この取り組みは、はぐくみネット事業の学校教育支援の一環として、生涯学習ルーム事業との連携のもと行われています。
淀川河川レンジャーをされている講師の先生から、「ヨシ」についてのお話を伺います。
ヨシは、水辺に生える植物で、水の中に根があるので、ヨシが生えているところは水辺がきれいになる、天然の浄水装置である、また魚やツバメなど様々な生き物たちの棲み処であり、茅葺屋根や雅楽の「ひちりき」に欠かせない素材である等、日本の文化とも深くかかわっています。
また、ヨシ筆はあまり見かけることがないので実は高価だそうです。
「ヨシ筆づくり」では、講師の先生が準備してくださった様々な動物の毛から作られた「穂首」と筆づくりに適した長さにカットされたヨシを選びます。この時に、「穂首」にフィットする「ヨシ」を選ぶのがポイントです。
子どもたちは、それぞれ自分好みの「マイ穂首」を選び、フィットしそうなヨシを楽しそうに選んでいました。
穂首をボンドで固定し、反対側に持ち手を付けると、講師の先生が持ってこられていた色とりどりのマスキングテープで、「ヨシ筆」に思い思いの装飾をしていきます。
「今日は特別に筆を2本作りましょう!」講師の先生の粋な計らいに、子どもたちから「やったー!」の歓声があがります。
ヨシ筆づくりの実習が終わった後の、まとめのお話では、穂首の毛は、実は動物たちの命からできているということ、この「命の一部」を大切にしてほしい、ヨシは川や川の暮らしを守っている、命を守ってきた植物、そして命をいただいた動物のものを使って「ヨシ筆」を作っているということを学んでほしい、というお話がありました。
環境学習そして生命の循環についてのお話に、子どもたちが真剣に聴き入っていた姿が印象的でした。

高見小学校区「読書活動 おはなしたからばこ」
11月13日、高見小学校の「読書活動 おはなしたからばこ」が開催されました。
この取り組みは、はぐくみネット事業の学校教育支援の一環として、小学校の読書活動の時間に、読みきかせボランティア「おはなしたからばこ」のメンバーの方々が小学校の図書室で、各学年に読みきかせを行っておられる取り組みです。
今回は2年生を対象に、読みきかせを行っておられる様子を見学しました。
本日のボランティアのメンバーは高田さん、筒井さん、岸田さんの3人です。
絵本の読みきかせ「やきいもするぞ」「きりみ」「赤にんじゃ」。子どもたちはあっという間に絵本の世界に誘われ、面白い場面にクスクス笑ったり、読み手の方の問いかけに答えたり、真剣に聴き入ったりしていました。
拍子木を打って登場する本格的な紙芝居「へんしん おでん」もあり、そして、本日のとっておきの目玉は「パパ、お月さまとって」です。子どもたちの呪文のかけ声で大型絵本の登場です!
大型絵本の登場に、子どもたちも大喜び!読みきかせの世界とともに、様々な仕掛けに驚きの声もあがっていました。
読みきかせの後は、子どもたちが思い思いに、この図書室内で絵本に触れる時間です。
子どもたちは好きな絵本を手に取ったり、大型絵本をみんなでさわったり、紙芝居に触れてみたりと大喜びでした。
「おはなしたからばこ」はボランティアグループとしての立ち上げから活動を続けられて、15年以上経つそうです。
きっかけは、当時の教育委員会の図書ボランティアモデル事業に高見小学校が選ばれ、小学校を通して地域にボランティア募集のチラシを配付、そこで集まったメンバーで活動が始まり、現在に至っておられるとのこと。
現在、メンバーは10人。そして、現在もボランティアメンバーを募集されているそうです!

梅香小学校区「出前授業 茶道体験」
1月30日、梅香小学校で、1年生と6年生を対象に「出前授業 茶道体験」が開催されました。
この取り組みは、はぐくみネット事業の学校教育支援の一環として、生涯学習ルーム事業との連携のもと行われています。
この取り組みは、10年以上も続いており、今回も、お茶の先生方6名、生涯学習推進員の皆さん5名の総勢11名が”地域の先生”として、茶道の”出前授業”に来られています。
講師の先生から、お茶についてのお話があり、「抹茶アイスを食べたことのある人」の問いかけに、1年生の子どもたちから「はーい!」と勢いよくたくさんの手が挙がります。中には「抹茶大好き~!」という声も多数ありました。
お抹茶は、お茶の葉っぱを粉にして作ったもので、苦いと感じることがある、苦いのが苦手だったら「飲めない」と言ってもらって大丈夫、と講師の先生から声かけもありました。
まずは、配られたお菓子を食べてから、1人ずつお抹茶が配られます。
「配られたお茶碗の模様を、まず目で見て楽しんで、その後お茶を飲んでね。」との声かけとともに一人ひとりに様々な模様のお茶碗に入ったお抹茶が配られていきます。
“地域の先生方”からお抹茶の感想をきかれ、子どもたちは「おいしかった!」「少ししか苦くない」と言いながら、それぞれお茶の味を楽しんでいます。
「おかわりが欲しい人」との声かけに、多くの子どもたちから勢いよく手が挙がります。
6年生への"出前授業"では、講師の先生から、茶室の躙り口の説明や、千利休の話と「和の心」について説明かありました。
躙り口には刀を差したまま入れない、それは茶室では、武士や町人などの身分に関わりなく、皆、平等にお茶を楽しむ空間であるということ、和を保つことの大切さ、それが「和の心」であるという説明がありました。
講師の先生のお話に静かに耳を傾ける姿や、お菓子をいただき、ゆったりとお茶を楽しんでいる6年生の子どもたちの姿が印象的でした。
6年生には、自分でお茶を点ててみる「お点前体験」があり、「お点前体験」希望には、半数以上の子どもたちが手を挙げるほどの人気ぶりです。
講師の先生のご指導のもと、それぞれがお点前に挑戦!
自分たちで点てたお茶はおいしさもひとしおです。ちなみにこの「お点前体験」は、昨年から始まったそうです。
”出前授業”の最後に、講師の先生から6年生の子どもたちに「和の精神で、これからの中学校生活を楽しんでくださいね」との励ましのお言葉がありました。
此花区小学校区教育協議会ーはぐくみネットー事業実施要綱及び此花区はぐくみコーディネーター要綱
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大阪市此花区役所 地域サポート課地域サポート担当
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