木造聖観音菩薩立像(齢延寺) 1躯
2019年1月9日
ページ番号:32626
木造聖観音菩薩立像
もくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう
分野/部門
有形文化財/美術工芸品[彫刻]
所有者
宗教法人 齢延寺(れいえんじ)
所在地
大阪市天王寺区生玉町
紹介
法量 : 像高 71.0cm

観音堂の本尊像で、伝来の経過は不明だが、聖徳太子作と伝承される。
当初は彩色像であったと思われるが、現状は素地を呈する。通規の像容の聖観音像である。木心は背面にはずし、頭から足ホゾまで一木から彫出し、内刳り(うちぐり)はない。
両腕はともに前膊(ぜんはく)半ばから別材を寄せる。両足首先も別材である。山形の宝冠、天冠台は根幹材から彫出する。彫眼像である。
上品な表情、浅い彫り口の衣文、浅い体奥が特徴であり、定朝様(じょうちょうよう)の影響を示す。制作年代は平安時代後期と考えられる。
探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先
大阪市 教育委員会事務局総務部文化財保護課
住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)
電話:06-6208-9166
ファックス:06-6201-5759